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パナソニック、薄型スタイリッシュスマートフォン「ELUGA(エルーガ)」を欧州で発売へ。Android 4.0へアップデート予定の端末

パナソニック モバイルコミュニケーションズは21日(ドイツ時間)、今春欧州市場へ投入する予定のAndroid(アンドロイド)スマートフォン「ELUGA(エルーガ)」を27日からスペイン・バルセロナで開催されるモバイル業界の見本市「Mobile World Congress 2012」に出展することを明らかにした。出展ブースコードはCY31。

同社は昨年、2012年に欧州市場へスマートフォンを投入する計画を明らかにした。2012年度に販売台数約150万台を目指し、2015年度には欧州のほかアジア・中国・米国で900万台、日本国内で600万台(内、スマートフォンが500万台)という計画を描いている。

ELUGAは端末の外観形状からもわかるように、NTTドコモ向け「P-04D」、「Disney Mobile on docomo P-05D」、ソフトバンクモバイル向け「102P」のベースモデルで、薄型ボディ、防水・防塵性能、スタイリッシュなデザインなどが魅力のスマートフォン。

OSはAndroid 2.3.5でリリース後、今夏以降にAndroid 4.0へアップデートされる見込み。

プロセッサは米Texas Instruments製のOMAP4430(デュアルコア1GHz駆動)で、内蔵メモリは1GB RAM、ストレージ容量は8GB、メインカメラは8メガピクセル、端末のサイズは約123×62×7.8mm、重さは約103g、カラーラインナップはブラックとシルバーの2色展開。ディスプレイは約4.3インチ、解像度960×540の液晶などが主な仕様。

内蔵バッテリーの容量は1,150mAh。

防水・防塵性能や近距離無線通信技術「NFC」(Near Field Communication)などにも対応する。NFCへの対応は、国内向けのP-04DやP-05D、102Pとは違う点だ。

P-05Dの操作性が非常に良いこともあり、ELUGAのデキも良いものと推測され、パナソニックが欧州市場へ再挑戦する第一弾として悪くない端末とみられる。国内市場は米Apple、韓国サムスン電子がシェアを伸ばしたことで、国内メーカーのシェアは相対的に落ちている。一方、海外市場の規模は国内とは比べ物にならない大きさだ。残念ながら海外市場での国内メーカーの存在感は現状では皆無と言えるレベルだが、多機能やパナソニックならではのデザイン、防水・防塵性能が武器になる可能性は十分にあり、再挑戦が成功するかどうか注目だ。

*注記:Android 4.0へのアップデート時期について、公式サイト上では今春以降との記載ですが、プレスリリースでは今夏以降とされています。どちらが正しいのか確認が取れ次第追記します。

上図4点:カラー・ブラック

上図5点:カラー・シルバー

【情報元、参考リンク】
パナソニック ELUGA公式サイト

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