サービスイメージ |
昨年3月に発生した東日本大震災の際、音声通話が繋がりにくい状況が長時間に渡り発生したことで、新たな安否確認手段の一つとしてこのサービスが生まれることになった。当時、音声通話は繋がりにくかったものの、パケット通信は利用できたため、メール、TwitterやFacebook、mixiなどのSNSなどのサービスが安否確認手段として活躍した。
しかし、文字情報のみならず家族や知人などに音声でメッセージを伝えたいという要望も大きく、「災害用音声お届けサービス」ではパケット通信を利用してそれを実現する。
使い方はカンタンで、安否を伝えたい方の電話番号を入力すると音声メッセージを録音できる。メッセージは最大30秒のものを20件まで、10日間保存可能だ。音声メッセージが届いた時、送ったメッセージが再生された時は、SMSでのお知らせを受けることもできる。
音声メッセージの送信方法(スマートフォンの場合。iモードの場合はプレスリリース参照) |
音声メッセージの受信方法(スマートフォンの場合。iモードの場合はプレスリリース参照) |
なお、前述したように大規模災害時に実際の運用が行われるので、その点には注意してほしい。「災害用伝言板」と同じ契機で運用開始される。サービスが運用された場合は、「iメニュー」「dメニュー」のトップページへのバナー表示とNTTドコモの公式ウェブサイト上の「ドコモからのお知らせ」で告知される。
サービスの運用停止条件は、災害発生による音声通話のつながりにくい事象が収束し、音声通話が安定的に利用できる状況に回復したと判断された場合。
利用料金は無料で、申し込みも不要。
音声メッセージの送信に対応する端末はAndroid 2.2以降のOSが搭載されたスマートフォン、もしくは2011-2012冬春モデル「STYLE series」のiモード対応端末9機種となっている。メッセージの受信はAndroidスマートフォン、iモード対応端末の多くで利用できる(一部機種を除く)。
災害用伝言板とあわせて利用していきたい。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース