左:デモ機。右:SmartWatchのモック(動作する実機ではありません)。
紹介されたアクセサリーにはソニー・エリクソン製の「SmartWatch MN2」も含まれていたので、ここでデモ機を触った感想などを紹介していきたい。他のアクセサリーについてはこちらの記事で紹介。
最初にデモ機を収めた動画を掲載する。なお、動画撮影の際、やや編集が難しく特にテキストメッセージのシーンに関しては話が飛び飛びになったりと分かりづらい部分があることを予めお詫びしたい。
まず、SmartWatchは、タッチパネル搭載の小型ディスプレイ端末で、Xperia NX/acro HDなどと連携して利用することができる周辺機器だ。連携はBluetoothを介して行う。発売はXperia acro HDとタイミングを合わせた時期になるよう準備が進められているとのことだが、具体的にはまだハッキリしていない。しかし、リリースされることは確かだ。
あらかじめいくつかのアプリがプリインストールされており、時計、天気予報、Twitter、メール、テキストメッセージ、Facebookなど、いくつかの情報をチェックするための端末としての利用ができる。ただし、例えばTwitter、Facebookなどの場合、アカウントの設定などが必要になるが、この設定はSmartWatch単体ではできない。
各種設定はXperia側にインストールする「LiveWare Manager」を使って行う。
左:「LiveWare Manager」を使って設定する。
右:LiveWare ManagerではSmartWatch内のアプリがリストアップされ、個別に設定できる。
例えばTwitterの場合は、SmartWatch側に流すタイムラインの絞り込みなどができる。「このユーザーのツイートだけをSmartWatchに表示しよう」、という使い方が可能だ。Facebookも似たような使い方ができ、「いいね」の操作もできる。
SmartWatchを腕時計として使うこともでき、リストバンドも同梱される。リストバンドは好みに合わせて選べるよう、カラーが複数用意される。ただし、本体自体のカラーは1色のみだ。
本体背面はクリップ状になっており、リストバンドを挟んでセットする。挟むといっても、サイズを合わせて設計されているので、しっかりとホールドできる。また、市販のリストバンドを利用したい方のためのベースとなるアダプターも同梱される。これを使えば、市販の腕時計のように好みにあわせたベルトを利用できる。
また、もちろん本体クリップを使って、服やカバンなどにそのまま取付ける事も可能だ。
ケーブルを接続したところ。本体側の端子はクリップで挟むようになっている。
Xperiaとの連携に関しては、Bluetoothを介して電話、メール/メッセージなど様々な通知をSmartWatchで受けられるほか、ミュージックプレイヤー連携機能もある。SmartWatch自体にはスピーカーは搭載されていないので、あくまでもXperiaの遠隔操作になるが、SmartWatchからXperia内の音楽ファイルの再生/停止、ボリューム調整などが可能だ。
例えば家にいるときにはXperia acro HDを充電スタンドに設置しているとしよう。もしくは普段からスマートフォンをスピーカーに繋げたりして、オーディオ代わりに使っている方を想定する。通常であれば、音楽の再生や停止などの際はXperiaを置いてあるところに移動して、直接端末を触って操作しなければならない。
しかし、SmartWatchがあれば離れたとこからその操作を遠隔で行うことができる。
ソファーに腰掛け、Xperiaの音楽を楽しんでいるときにSmartWatchがミュージックプレイヤーのリモコンになるということだ。欲を言えばSmartWatch自身でも楽しめれば、と思うが、基本的にはXperiaとの連携機能を備えた情報端末の位置づけになる模様。
また、SmartWatchの機能は拡張することもできる。
SmartWatch向けのアプリはAndroid Market経由で入手することができる仕組みになっており、今後リリースされる可能性のあるアプリ次第で様々な機能拡張ができる。長い期間楽しめる周辺機器として設計されているようだ。
【情報元、参考リンク】
GAPSIS/ソニー・エリクソン、アクセサリー新商品を発表。超小型ディスプレイ、単体でもFMラジオ/MP3プレーヤーとして利用できるBluetoothヘッドセット、NFCタグなど