NFCサービスの利用開始手順(KDDI報道発表資料より) |
NFCは国際標準化機構(ISO)で規定された国際標準の近距離無線通信方式で、TypeA、TypeB、FeliCaの通信方式に対応する。いわゆる日本で「おサイフケータイ」と呼ばれる機能と同種のサービス/機能を利用することができ、各国で大規模な普及に向けた準備が進められている。各国で同じ規格を使うことで、海外などでも共通的に利用できることが高い利便性を生み出すものと期待されている。
具体的に利用できるサービス/機能としては電子マネー、クレジット等の決済サービス、各種ショップにおけるクーポン、会員証、各種チケットなどのいわゆる「カード機能」のほか、NFCのタグを内蔵したポスターにNFC対応端末をかざすことで情報を取得できる「リーダー機能」、さらに端末同士をかざし合うことで端末同士の情報交換も可能だ。端末同士の情報交換に関しては赤外線通信での電話番号、メールアドレスなどの教え合い以上の多種多様な用途での情報のやり取りができる。
KDDIが提供するモバイルNFCサービスを利用できる端末は当初はサムスン電子製Android(アンドロイド)スマートフォン「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」のみとなる。しかし、今後対象機種は順次拡大する見込み。
対応端末内のNFCメニューのアイコンからモバイルNFCサービス専用サイトへアクセスし、アプリを検索/ダウンロードすることでサービスを利用できるようになる(上図参照)。
また、モバイルNFCサービスで提供される予定の個別サービスは次の通り(詳細はこちらのリンク先で確認可能)。
■交通系
・日本航空ジャパン、日本航空インターナショナル
■電子マネー
・セブン・カードサービス
■会員証/ポイントカード
・カルチュア・コンビニエス・クラブ
・ビックカメラ
■クレジット
・オリエントコーポレーション
・クレディセゾン
・ジャックス
■ギフトカード/クーポン
・大日本印刷
■情報配信
・東急レクリエーション
・東京都、国土交通省、ユーシーテクノロジ
■勤怠管理
・アイ・ビー、イーワークス
【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース