米Corning、家電見本市「2012 CES」で最新の化学強化ガラス「Gorilla Glass 2」を展示へ

GAPSIS編集部 2012年1月6日

スマートフォンの急速な普及と共に、ユーザーにもその名が知られるようになってきた米Corning社は5日（米国時間）、10日から米ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「2012 International CES」（以下、2012 CES）への同社の出展内容に関するアナウンスを行った。

Corning社の名を知らない方でも、「Gorilla Glass（ゴリラガラス）」の名は知っているかもしれない。Gorilla Glassは素晴らしい高強度を持つ化学的強化ガラスとして、今では世界中の多くのスマートフォンやタブレットのディスプレイに採用されている。

高い強度はもちろん、傷にも強く、実際には液晶保護フィルムなども不必要と言えるほどの能力を持つ。さらに、最近の傾向として端末の筐体はより薄くなってきていることから、Gorilla Glassによる高強度性能はより重要性を増している。

Gorilla Glassは下記ページに記された端末で採用されている。
PRODUCTS WITH GORILLA

Corning社は2012 CESでCentral Hallの12642番ブースで出展し、次期製品である「Gorilla Glass 2」を展示する予定だ。

モバイル端末向けの強化ガラス市場は、日本のAGC（旭硝子）や日本電気硝子なども参入しており、競争が激しくなってきている。AGCは「Dragontrail（ドラゴントレイル）」を、日本電気硝子は「CX-01」を開発している。それぞれに特徴が異なるものの、いずれも素晴らしい強度を持つ製品とされる。

Gorilla Glassは素晴らしい成功をもたらす製品になったとCorning社も述べているが、Gorilla Glass 2がその成功を引き継ぎ、拡大することができるのか注目となりそうだ。