パソコンの周辺機器などを扱うバッファローを傘下とするメルコホールディングス(以下「メルコ」)は11日、バッファローとバッファローコクヨサプライを合併すると発表した。同日開催された両社の取締役会において、存続会社をバッファローとする合併契約書締結が決議された。
バッファローコクヨサプライは、コクヨS&Tとメルコグループが平成19年2月に業務提携すると共に、コクヨS&Tの子会社でPCサプライの製造・販売を行っていたアーベル(現バッファローコクヨサプライ)の株式の57.9%をメルコが取得することで誕生し、業務を拡大してきた。
しかし、今回の決議に先立ち、コクヨS&Tが、保有するバッファローコクヨサプライの全株式に関してメルコによる取得に応じたことで、バッファローコクヨサプライはメルコの100%子会社となっている。
バッファロー及びバッファローコクヨサプライの両社共にメルコの子会社だが、近年はスマートフォンやタブレット、地上デジタルテレビ市場の拡大などに応じ、バッファローコクヨサプライの事業領域も拡大し、両社の領域の重なる部分が大きくなってきた。そこで、両社を経営統合し、相互の経営資源の有効活用を図ることを決めたという。
バッファローコクヨサプライはバッファローを存続会社とする吸収合併により解散される。
一方、メルコとコクヨS&Tとの業務提携自体は継続され、両グループでの成長・事業拡大を目指すということだ。
【情報元、参考リンク】
メルコホールディングス/プレスリリース(PDF)
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