発表会で展示された仕様パネル |
「RAZR」(IS12M)は、WiMAX対応の「Photon」(ISW11M)につぐ米Motorola Mobilityの日本向け製品の2機種目である。説明員によるとWiMAX対応のPhotonが上級ユーザー向けで、今回のRAZRは一般のビジネスユーザー向けだという。
RAZRの最大の特徴は、デュアルコアCPU(1.2GHz駆動のOMAP 4430)採用で高性能ながら、7.1mmのスリムデザインを実現したところだ。後述するSmart Actions機能と1780mAhの大容量バッテリーで長時間利用が可能なところもよい。また、IS12Sと同様、海外ではUMTS(W-CDMA)ローミングも利用できる。
日本や韓国メーカーなどの製品とは異なったテイストのスタイリッシュなデザインとなっている。好き嫌いが分かれそうなデザインだが、筆者はかなりツボにハマってしまった。
▲正面。ディスプレイは解像度960×540のAMOLED(有機EL)を採用し、鮮やかで明るい
▲背面。カメラは800万画素のCMOSセンサー。バックカバーは外れず、バッテリーは交換できない
ボディに米DuPontが開発したアラミド繊維「ケブラー」を使っているのも興味深い。ケブラーは防弾チョッキにも使われる軽量で強度の高い繊維。そのせいか、背面は織り物風のデザインとなっている。カラーは、シャドウブラックとグレイシアホワイトの2色を用意している。
▲カラーは、シャドウブラックとグレイシアホワイトの2色。こちらはホワイトの正面
▲ホワイトモデルの背面
▲左側面には電源とボリュームの各ボタンを装備。厚さ7.1mmのスリムボディだが、
カメラのある上部だけ膨らんでいる
▲右側面には、micro SDカードとmicro SIMカード(au ICカード)のスロットを備える
▲上面には、micro HDMI、micro USB、ステレオイヤホンの各端子がある
▲底面には何もない
ソフト面での目玉機能としてはSmart Actionsを装備する。時刻や現在位置、本体の状態などに応じて、決められた動作や設定の変更を行う。たとえば、寝る時間帯は自動的にマナーモードに変えるなど、毎日の習慣に応じた操作を自動実行できる。これらのルールは複数設定できる。Smart Actions機能によってバッテリーライフを3割程度伸ばすことが可能だという。
▲Smart Actions機能では、初期状態で多数のサンプルルールが用意されている
▲たとえば、「スリープ」では、動作条件となる「トリガー」として「時刻が夜間」
「位置情報が自宅」「本体の動きを検知しない」が指定できる。条件に合うと
「マナーモードへの変更」が自動実行される
(記事:吉川敦)
【情報元、参考リンク】
GAPSIS/KDDI、薄くてタフなスマートフォン「MOTOROLA RAZR IS12M」を発表。同じ重さの鋼鉄の5倍の強度を持つKEVLAR ファイバーを採用
バッテリー交換ができないとなると、iPhoneと同じですね。魅力はないなぁ~
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