3G通信モジュールを内蔵した「FZ-A1BDAAEAJ」と、非搭載の標準モデル「FZ-A1BDAAZAJ」の2モデルがラインナップされる。
TOUGHPADの最大の魅力はその名の通りのタフさだ。過酷な現場業務に耐えうる強靭な設計、屋外でも視認性の良い約500cd/m2の高輝度液晶、防水・防塵性能などを備える。
高輝度液晶を搭載したディスプレイには反射防止処理も施され、強い太陽光下などでの視認性も最大限確保される。また、落下試験はアメリカ国防総省のMIL-STD-810G準拠の試験をクリアしている。これは各面・辺・角の計26方向に対し、120cm落下を実施（非動作時、合板）するもので、現場作業中などに落下させたとしても壊れる可能性が少ない。防塵は、IEC60529/JIS C0920 IP6X、防滴はIEC60529/JIS C0920 IPX5、耐振動はMIL-STD-810Gをクリアする。
また、強固なセキュリティも特徴の一つだ。ソフトウェアによるセキュリティ対策以外に、System On a Chip（SoC）内に物理的に分離したセキュリティプロセッサーを搭載。セキュリティプロセッサー内に暗号鍵を格納するので、鍵の改ざんや漏洩がなく高いセキュリティを実現する。
さらに日本、米国、欧州の主要国でのグローバル対応も法人向け端末として取り入れられた特徴的な仕様の一つだ。日本、米国、欧州の主要国での安全・無線・EMC規格に適合したハードウェアとなっており、それらの地域での修理サポートもオプションで受けられる。
また、現場作業では手袋などをはめていることも考えられ、TOUGHPADは専用のデジタルペンも装備する。
Androidタブレットとしての基本的な仕様は、OSがAndroid 3.2、プロセッサは米Marvell製デュアルコアCPU（1.2GHz駆動）、ディスプレイは10.1インチのTFT液晶で、解像度は1024×768、内蔵メモリは1GB RAM、ストレージ容量は16GB、外部メモリとしてmicroSD/microSDHCカードスロット、外部入出力端子としてmicroUSB、microHDMIを備える。
ネットワークは両モデルともIEEE802.11a/b/g/n準拠のWi-Fi（無線LAN）に対応し、FZ-A1BDAAEAJについては3G通信モジュールを内蔵するので、SIMカードスロットを搭載する。Bluetoothは2.1+EDRをサポート。
センサー類はGPS、デジタルコンパス、加速度センサー、照度センサーを搭載。
カメラは背面に有効画素数約500万画素、前面に約200万画素のものを搭載する。フロントカメラは固定フォーカス、背面メインカメラはオートフォーカスとなっている。
連続駆動時間は約10時間。
端末のサイズは約212.0×266.3×17.0mmで、重さは約0.97kg（デジタルペンを除く）。気になる使用環境条件は温度が-10℃～50℃、湿度は30%RH～80%RH（結露なきこと）だ。
修理費などのコストを削減できる3年間の無償保証も標準でつく。
実際の業務環境を想定すると、工事現場や工場、運輸など端末をある程度荒く扱っても問題がないことを要求されるシーンでの利用に関しては、TOUGHPADのようなタフさを持つことが重要な要素になってくる。
【情報元、参考リンク】
パナソニック/プレスリリース
パナソニック/TOUGHPAD製品紹介ページ
