米調査会社Strategy Analyticsは23日(米国時間)、2011年第3四半期(7月~9月)の世界市場におけるスマートフォンの調査レポートを発表した。同社の調査によれば、当四半期の各国別のスマートフォンの出荷台数で、中国が米国を上回り、初の首位に立ったことが明らかになった。中国での出荷台数は前期比58%増の2,390万台。
米国での当四半期の出荷台数は2,330万台で、前期比7%減。ただし、売上高では米国が首位を維持している。
人口から考えていずれ中国市場が最大手になることは容易に想像できる話だが、出荷台数の伸びが著しい。2010年、2011年のこの2年間、世界的にスマートフォンの普及が加速しているものの、中国でも急速に進んでいるようだ。中国市場におけるメーカー別のシェアでは、フィンランドのNokiaがトップの28%、2位に韓国サムスン電子が17.6%で続いている。
Androidスマートフォンの場合、ハイスペックの高級機のみならず、スペックを落とした低価格機も各社から多数リリースされている。価格帯の幅が広いことで、様々な選択肢を購入者に与えることができている。中国でも低価格機が多く出回っており、それらの台数も大きく影響した結果のようだ。
【情報元、参考リンク】
Strategy Analytics
日本経済新聞
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