http://pr.docomo-translation.com/
ワイヤレスジャパン 2011におけるデモ
ドコモの開発した通訳電話サービスは、入力された音声の認識、翻訳、音声の合成などの処理を携帯電話端末ではなく、ドコモのネットワーク上に設けられたシステムで実施する仕組みになっている。携帯電話の処理能力に依存することなく利用でき、かつユーザー側ではアプリのアップデートなどの必要もないので、非常に利便性が高い。
通訳電話サービスには2つの機能がある。「遠隔利用型」と「対面利用型」だ。
遠隔利用型は、他言語を話す人と電話をする際に同時通訳機能を得られるサービス。自分が入力した音声が相手の言語に翻訳され、相手には訳された言語の音声と文字が伝えられる。ドコモのシステムが同時通訳してくれるものと捉えていいサービス・機能になる。
遠隔利用型のイメージ(ドコモ報道発表資料より) |
一方の対面利用型は、端末1台で、発話した音声を認識、翻訳された言語の音声と文字を確認できる機能。1人で辞書代わりに利用したり、店舗のインフォメーションでの顧客応対などで利用できる。
対面利用型のイメージ(ドコモ報道発表資料より) |
今のところ対応している言語は日本語と英語間、日本語と韓国語間の翻訳となっている。ただし、日本語と韓国語間については、対面利用型のみのサポート。また、日本語と中国語間の対面利用型も今後提供予定となっている。
試験提供は、協力企業・団体向けには9日から2012年3月31日までの期間行われる。一般ユーザー向けのモニターは、FOMAのサービスを契約している方、約400名が募集される。提供期間は11月下旬~2012年3月31日までの予定。
対象端末は音声通話が可能な端末だが、テキスト表示を利用するにはAndroid 2.2以上のOSが搭載されたスマートフォンが必須。また、フィーチャーフォンでの利用については、対面利用はできない。スマートフォンでは対面利用と遠隔利用が両方利用できる。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース