特に注目したい機能がインドアマップだ。
一部の空港やショッピングモール、ショップ、その他公共施設などの施設内マップ(屋内マップ)を閲覧することが可能になった。旧バージョンのGoogle マップでは、施設の表示は細かいものでも外形の表示に留まっていたが、ついにその内部にまで入り込むことが可能になった。
例えばGoogle マップを起動し、検索窓に「san francisco airport」と入力してほしい。少しずつ拡大していくと、徐々に施設内の地図が表示されることに気付くはずだ。さらに拡大していくと、画面中央右側に「1 2 3」などの数字のボックス表示が現れる。これはフロア(階)の切り替えボタンで、希望のフロアの数字をタップすることで、施設内のフロア表示を切り替えることができる。
一般に大きな空港などの場合は、フロアマップが無ければ迷うほど広く、複雑だ。しかし、手元のスマートフォンでマップを確認できるのであれば、空港内で紙の案内図をもらう必要も、フロアマップのパネルを探す必要もない。現在のところ、インドアマップに対応している施設は少ないものの、対象が拡大していけばとても便利な機能になることは間違いない。
また、やや気づきにくい変化だが、上部のツールバーにメニューが追加された。左上のGoogle マップアイコンをタップすると、メニューが表示される。ここから「地図」「プレイス」「ナビ」「チェックイン」などへ簡単に移動することができる。もう一点の更新内容は、プレイスを起動すると現在地付近でよく検索されるお店やスポットがすぐに表示されるようになったこと。
Google マップ 6.0は既にAndroid Market上で公開されており、アップデートすることで利用できる。
なお、PCからこの機能のデモを試すこともできる。下記リンク先へアクセスすればいい。
http://maps.google.com/help/maps/starthere/index.html#indoor
機能の紹介デモ動画も掲載しておきたい。
【情報元、参考リンク】
Android Market/Google マップ
Google Mobile Blog/Go indoors with Google Maps 6.0 for Android