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MM総研、2011年度上期の携帯電話出荷台数調査結果を発表。スマートフォンは1004万台。スマホメーカーシェアはシャープ、ソニエリ、Appleが3強。OSシェアはAndroidが約8割

調査会社のMM総研は27日、2011年度上期(4月~9月)の国内携帯電話端末出荷状況の調査結果を発表した。フィーチャーフォン、スマートフォンなどの区別を外した携帯電話端末の総出荷台数は前年比6.0%増の2,082万台、うちスマートフォンは1,004万台となっている。総出荷台数に対するスマートフォンの比率は49.5%で、ほぼ半数を占める段階まで国内の携帯電話端末の市場は変化してきた。

半期別の出荷台数としては、2007年度下期の2,563万台以来となる2,000万台超えになる。MM総研はこの要因にスマートフォン人気を挙げている。

また、携帯電話端末のメーカー別シェアではシャープが依然として1位をキープ。2位に富士通、3位に英ソニー・エリクソン、4位がパナソニック モバイルコミュニケーションズ、5位が米Apple、6位がNECカシオ、7位が京セラとなった。シャープはフィーチャーフォン、スマートフォン、どちらのカテゴリの製品も開発しており、かつNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの大手3キャリアに万遍なく提供している。依然として強さを見せた。

ただし、数字で見ると2位の富士通、3位のソニー・エリクソンも侮れない。シャープのシェアは19.4%で、前年比では3.3%減だ。富士通は同1.8%増の16.7%、ソニー・エリクソンは5.4%増の12.8%。

なお、スマートフォン市場に限ってみると、メーカー別シェアは1位がシャープ(22.7%)、2位がソニー・エリクソン(22.2%)、3位がApple(18.7%)、4位が富士通(9.8%)、5位が韓国サムスン電子(8.3%)、6位がNECカシオ(8.1%)となっている。

OSのシェア別ではAndroidが79.6%、iOSが18.7%。

MM総研は、2011年度下期もスマートフォン販売は好調と見て、通期の出荷台数予想は前年比約2.7倍の2,330万台になるとしている。また、総出荷台数に対するスマートフォンの比率が通期では56%程度にまで上昇するとみている。実現すれば、年度別では初めて過半数を超えることになり、フィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトが非常に鮮明になってきたことの証となる。

【情報元、参考リンク】
MM総研/2011年度上期国内携帯電話端末出荷概況

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