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KDDI、災害時には音声通話が繋がりにくいこともあり、音声メッセージをパケット網を利用して相手に届けられるサービスを提供へ

KDDI、沖縄セルラーは7日、2012年春をめどに、地震や台風などの大規模な災害時においてパケット網を利用して相手に音声メッセージを届けることのできる「災害時の音声メッセージお届けサービス(仮)」を提供開始すると発表した。

サービス利用イメージ

3月に生じた東日本大震災のときもそうだが、災害時においては大勢のユーザーが一斉に携帯電話を利用することから、設備保護のため、通信規制が実施され、音声通話が利用しにくい状況になる。そのため、家族や友人、親戚、職場の同僚などとの安否確認は「災害用伝言板」や、メール、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)など、様々な手段で行うことになる。

しかし、災害用伝言板では簡単な内容しか確認できず、音声で安否確認を行いたいとの要望も強い。そこで同社は、スマートフォンで音声を録音し、ファイル化したものをパケット網を利用して送信し、サーバへアップロードする仕組みを準備する。送信・アップロードされたことは、相手先のスマートフォンにポップアップで通知され、相手はサーバからファイルをダウンロードすることで音声メッセージを聴くことができる。

音声メッセージ入力画面イメージ

このサービスであれば、音声網が混み合っている場合でも、パケット網を利用して音声を相手に届けることができる。

災害用伝言板に加えて、このサービスを利用することで、安否確認手段が増え、より多くの情報を相手に伝えることが可能になる。

なお、対応機種は「IS03」以降のAndroid(アンドロイド)スマートフォン。サービスの利用料は無料。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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