現時点では、Android 4.0を最初に利用できる端末は、同日発表されたスマートフォン「GALAXY NEXUS」になる見込みで、日本のユーザーも11月にNTTドコモから販売予定の同機種で体験できる。
しかし、それ以上に気になるのは各国で販売されている既存端末へのアップデートの提供時期と、導入可否だろう。ハードウェア仕様によっては動かない懸念もあるため、気になるところだ。
プレスイベントに参加した米ガジェットニュースメディアEngadgetは、GoogleのGabe Cohen氏とMatias Duarte氏に質問し、この辺りの計画についての回答を得ている。Engadgetは19日、少なくともGoogleは「Nexus S」に対するアップデートの準備には取り組んでいることを明かしたと伝えた。
さらに、Android 2.3(開発コード「Gingerbread」)を搭載する端末に関しては、理論上は導入が可能ということだ。彼らは次のように述べたという。
「現在、Nexus Sに対するIce Cream Sandwichのリリースに向けて取り組んでいる。理論上は他のAndroid 2.3端末でも動くはずだ」
また、サムスン電子は、自社のスマートフォン「GALAXY S」、「GALAXY SⅡ」に対してAndroid 4.0へのアップデートを投入する計画だと明かしている。
なお、国内では先に挙げたGALAXY NEXUSのほか、ソフトバンクモバイル向けのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE 104SH」がAndroid 4.0を搭載する予定。104SHは来春発売予定の新機種。
Android 4.0の内容は下のリンク先の記事にまとめている。
Google、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)を正式発表。UI刷新、タスクやアプリ管理機能強化、NFCを活かしたデータ交換機能Beamなどをチェック!
左:Android 4.0搭載が確定しているGALAXY NEXUS、右:Android 4.0搭載予定のAQUOS PHONE 104SH
【情報元、参考リンク】
Engadget/Google confirms Nexus S will get Ice Cream Sandwich -- for real this time (Gingerbread devices, too)
GAPSIS/ソフトバンク、「打倒!GALAXY/Xperia」を目指すハイスペック端末「AQUOS PHONE 104SH」を発表。Androidの次期バージョンIce Cream Sandwich搭載予定