NTTぷららのデータ通信サービス「ぷららモバイル」は、同社がMVNOとしてFOMA回線網を利用して提供するサービスになるため、対応エリアはFOMA回線のそれに準じる。そのため、全国の広域をカバーできる。
利用できる通信速度は下り最大1.5Mbps。回線としての本来の最大速度はより上の7.2Mbpsだが、「ぷららモバイル」では、一人ひとりのユーザーに対して公平な通信速度を実現するためとして、安定的に提供できる下り最大1.5Mbpsに調整している。最大速度で見るとやや不満が出かねない一方で、通信量の制限はない。いずれにしても、大きなデータのやり取りなどをしないのであれば、1.5Mbpsで十分というユーザーも多いはずだ。なお、FOMAハイスピードエリア外のFOMAエリアにおいては、最大384kbpsの通信となる。
また、「ぷららモバイル」はぷららの会員向けサービスとはいえ、会員でない方でも、新たに「ぷらコミ0」（月額210円）に加入することで利用できるようになる。すなわち、月額2,845円＋月額210円＝3,055円での運用も可能だ。「ぷらコミ0」は、電話回線を利用するダイヤルアップ接続サービス。「ぷららモバイル」の利用に必要なだけなので、加入だけして「ぷらコミ0」を実際に利用しなくても構わない。
サービス加入者へは、SIMカードが提供され、それを各ユーザーが保有する端末に挿して利用することになる。「ぷららモバイル」では、別途月額105円を支払うことで、公衆無線LANサービスを利用することもできる。
モバイルWi-Fiルーターを利用する際のデータ通信サービスは選択肢がかなり増えてきているので、用途や利用頻度、望む通信速度などによって選んでいきたい。もちろん、Wi-Fiルーター以外の端末でも利用可能だ。
【情報元、参考リンク】
NTTぷらら/ぷららモバイル紹介ページ
