Googleは14日、Android(アンドロイド)向けの翻訳アプリ「Google翻訳(Google Translate)」が日本語をはじめとする12言語を新たにサポートしたと発表した。従来は英語とスペイン語の2つの言語しか対応していなかったが、新たに日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、チェコ語、オランダ語、ポーランド語、ロシア語、トルコ語、ブラジルポルトガル語、韓国語、中国語(北京語)に対応した。
Google翻訳は一般的な翻訳機能のほか、会話モードと呼ばれる、実際の会話で使いやすいチャット形式のモードがある。このモードでは入力を音声で、出力も音声で行うことができる。
端末に向かって日本語で話しかけると、その言葉が外国語に翻訳され、翻訳文が画面に表示されると共に、音声での読み上げも行ってくれる。続いて会話相手が外国語で話しかけると、今度は日本語に翻訳されて読み上げてくれる。交互に入力を行うことで、Google翻訳を仲介役とした会話が実現することになる。
ただし、現在のところ会話モードは開発中のα(アルファ)版としての提供にすぎないので、周辺のノイズやアクセントなどが精度に大きく影響を与えることもあるとされている。また、翻訳精度も実用上はそれほど高いレベルにはない。それでも、コンセプトは非常に面白いので、まだ試したことの無い方はぜひ試してみてほしい。
なお、Google翻訳では63の言語を対象に、17の言語での音声入力、24言語での読み上げ機能に対応している。また、機能の動作要件はAndroid 2.2以降だ。
【情報元、参考リンク】
Android Market/Google翻訳
Google Japan Blog/Android 版 Google 翻訳に会話モードが追加されました
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