ドコモ、スマホ向け機能制限サービス「あんしんモード」を7日より無料提供開始。アプリのインストール/起動、電話の発着信、Wi-Fiなどを制限可能

GAPSIS編集部 2011年10月3日

NTTドコモは3日、スマートフォンの機能を制限することのできるサービス「あんしんモード」を7日より提供すると発表した。利用料は無料で、申し込み等の必要もない。「あんしんモードアプリ」をドコモマーケット経由、もしくはAndroid Marketから直接ダウンロード/インストールすることで利用できる。

親が子供に持たせる端末などでの利用が想定される。

あんしんモードで提供される機能は主に4点。アプリの新規インストールの制限や、インストールされているアプリの起動制限、電話番号ごとに電話の発着信の制限、Wi-Fi経由でのインターネット接続の制限、となっている。

一つ一つより詳しく確認していくと、次のようになる。

1. アプリのインストール制限

「あんしんモードアプリ」の設定メニューにて「あんしんモードを設定」のチェックボックスをオンにすると、Android Marketアプリの起動および、一般サイトやSDカードからのアプリのインストールができなくなる。事実上、端末単体では新たにアプリを追加することが不可能とすることができる。ただし、すでにダウンロード済みのアプリにて自動更新を有効にしている場合のアップデートは制限できない。加えて、PC版のAndroid Marketから端末へアプリを遠隔インストールする場合の制限はできない。

2. アプリの起動制限

インストール済みアプリごとに、起動時のパスワードを設定できる機能。「あんしんモードアプリ」の設定メニューから「起動時の詳細設定」を選ぶと、アプリの一覧が表示されるので、利用を制限したいアプリのチェックボックスをオンにする。オンに設定されたアプリは起動時に数字4ケタのパスワードを要求されるようになる。ただし、この機能を利用する際には、いくつか注意事項があるので、記事下に掲載したリンク先より内容を確認してほしい。

3. 通話発着信制限

通話の発着信を制限することのできる機能。「あんしんモードアプリ」の設定メニュー内の「通話発着信制限の詳細設定」を選ぶと、電話番号一覧が表示される。そこで、発着信を許可する番号をチェックする。許可されていない番号へは発着信ができなくなる。着信の場合は強制切断し、着信履歴には残る。なお、110、118、119への発信は可能。