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ドコモ、PRIME、PROシリーズを廃止し、スマートフォンへの移行をさらに推し進める

参考画像:
2011年夏モデル新商品発表会にて
展示されたパネル
NTTドコモがフィーチャーフォン(従来型携帯電話)からスマートフォンへの移行をさらに推し進める動きを今秋見せるようだ。日本経済新聞は27日、同社がフィーチャーフォンの「PRIME」「PRO」シリーズを廃止し、11月以降のラインナップの半数程度をスマートフォンにすると報じた。PRIME、PROシリーズはこれまでドコモの年間販売台数の3割程度を占めていたという。しかし、それらのシリーズを捨て、今後はスマートフォンのラインナップをさらに拡充する。

今回の話は7月時点で大手新聞各社が報じた内容の確認になる。NTTドコモの代表取締役社長、山田隆持氏は当時、各紙へのインタビューの中で今秋以降のラインナップでは4分の3程度がスマートフォンになるだろう、と述べていた。この計画に伴い、冬にはフィーチャーフォン向けの高機能モデルが廃止されることも明かされていた。

昨年来、スマートフォンへの移行を推し進めてきたドコモだが、PRIMEシリーズとPROシリーズが完全に廃止される動きは大きな転換点となりそうだ。フィーチャーフォンを好むユーザーはいよいよ選択肢が狭まってくることになる。

この動きはドコモのみならず、KDDIも同様で、26日に開催された秋冬商戦向けの新商品の構成はスマートフォンが6機種に対し、フィーチャーフォンは僅か3機種だった。しかも、うち1機種は法人向け端末なので実質的には2機種といっていい。すでに半数以上がスマートフォンになっている。

ソフトバンクモバイルについては、すでに長い期間に渡りiPhoneを強力にプッシュしているので言わずもがなだ。それに加えて、ソフトバンクモバイルでもAndroid(アンドロイド)スマートフォンのラインナップは十分に増えている。

なお、今夏向けラインナップにおいてもドコモはすでにPROシリーズの新機種は用意していなかったため、実際の廃止時期はその時点と捉えてもいいのかもしれない。夏モデルのラインナップ構成はスマートフォンが9機種、STYLEシリーズが5機種、PRIMEシリーズが4機種、SMARTシリーズが2機種となっていた(Xperia rayなど後から個別発表された端末は含まない)。

【情報元、参考リンク】
日本経済新聞

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