参考画像: 2011年夏モデル新商品発表会にて 展示されたパネル |
今回の話は7月時点で大手新聞各社が報じた内容の確認になる。NTTドコモの代表取締役社長、山田隆持氏は当時、各紙へのインタビューの中で今秋以降のラインナップでは4分の3程度がスマートフォンになるだろう、と述べていた。この計画に伴い、冬にはフィーチャーフォン向けの高機能モデルが廃止されることも明かされていた。
昨年来、スマートフォンへの移行を推し進めてきたドコモだが、PRIMEシリーズとPROシリーズが完全に廃止される動きは大きな転換点となりそうだ。フィーチャーフォンを好むユーザーはいよいよ選択肢が狭まってくることになる。
この動きはドコモのみならず、KDDIも同様で、26日に開催された秋冬商戦向けの新商品の構成はスマートフォンが6機種に対し、フィーチャーフォンは僅か3機種だった。しかも、うち1機種は法人向け端末なので実質的には2機種といっていい。すでに半数以上がスマートフォンになっている。
ソフトバンクモバイルについては、すでに長い期間に渡りiPhoneを強力にプッシュしているので言わずもがなだ。それに加えて、ソフトバンクモバイルでもAndroid(アンドロイド)スマートフォンのラインナップは十分に増えている。
なお、今夏向けラインナップにおいてもドコモはすでにPROシリーズの新機種は用意していなかったため、実際の廃止時期はその時点と捉えてもいいのかもしれない。夏モデルのラインナップ構成はスマートフォンが9機種、STYLEシリーズが5機種、PRIMEシリーズが4機種、SMARTシリーズが2機種となっていた(Xperia rayなど後から個別発表された端末は含まない)。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞