Mozilla、Android 3.x向けに最適化したFirefoxを開発中。開発中のデザインを公開

GAPSIS編集部 2011年9月1日

米MozillaでAndroid（アンドロイド）向けウェブブラウザアプリ「Firefox for Android」のユーザーインターフェイスの開発に取り組んでいるIan Barlow氏は8月30日（米国時間）、Android 3.x（開発コード「Honeycomb」）に最適化したユーザーインターフェイスを採用したFirefoxを開発していることを明らかにした。Android向けFirefoxはバージョン6へのアップデートによってタブレット向けの調整が施されたものの、暫定的なものに過ぎず、今回新たに情報公開されたバージョンが完全に最適化されたものとなる。

ランドスケープモードとポートレイトモードでタブの表示形式が切り替わる

ユーザーインターフェイスはBarlow氏が公開した開発中の画面からも完全に刷新されることがわかる。

実使用上、非常に便利になると期待される機能がタブの表示切替だ。通常ではFirefoxのタブは画面左に表示されるが、今回の新バージョンでは端末を横持ちした場合と縦持ちした場合で、表示形式が自動的に切り替わるようになる。横に持つランドスケープモードの時には左側に現在開かれているタブがそのまま表示される。一方、縦に端末を持つポートレイトモードでは、「戻る」「進む」ボタンの右にタブ用ボタンが設置され、その中にタブの一覧を表示する形式に変わる（上図参照）。

さらに、Awesomebarによって、履歴、ブックマークへのアクセスが手軽に行える。アドレスバーをタップすると、現在開いているタブ、ブックマーク、履歴に簡単にアクセスすることが可能だ（下図参照）。