KDDIは26日、都内で今秋・今冬モデルの新商品発表会を開催し、6つのスマートフォン新機種、3つのフィーチャーフォン、モバイルWi-Fiルーター1機種とタブレットを1機種発表した。最後に挙げたタブレットについて本記事では紹介したい。この日に発表されたラインナップ中でタブレットは台湾ASUS製の「ビジネスタブレット -TOUGH- ETBW11AA」ただ一つ。“ビジネスタブレット”と冠されていることからわかるように、法人向け商品だが、この端末は誰の目にもすぐにわかる独自の特徴を持っている。
ETBW11AAの特徴は“防水・防塵・耐落下”性能であり、強固なタフネスさだ。
側面、背面、そして前面の角・辺部はゴツいラバーで覆われており、見るからに“タフ”とわかる。さらに背面のラバーに覆われていない中央部にも5本のライン状のラバー足が用意されており、机やテーブルなどに置いた時でも本体自体を傷つけない。とにかく持った瞬間にタフだと認識できる。
防水性能はIPX4相当、防塵性能はIP5X相当、耐落下性能はAAEON Technology社にて、高さ76cmからコンクリート材に製品を落下させる試験を実施している。さすがに投げつけたり、無理な落とし方での衝撃は保証されない。
タフな性能を追求することで重さが犠牲になっていないか気になるところだが、7インチ液晶を持つタブレットとしては実際にかなり重い。重さは約620g(暫定値)だ。一般的な10インチタブレットクラスの重さ相当になる。サイズは約215×132×19.9mmで、最厚部が約22.2mm。
重いのが難点だが、工場などの各種作業現場で多少乱雑に扱ってもおそらくビクともしないだろう。
Androidタブレットとしての基本仕様は、OSがAndroid 3.2(開発コード「Honeycomb」)、プロセッサは米NVIDIA製Tegra 2デュアルコア1GHz、内蔵メモリは1GB、ストレージ容量は16GB。外部メモリとして最大32GBまでサポートするmicroSD/microSDHCカードスロットを搭載する。ディスプレイは7インチ液晶で、解像度は1280×800。
また、工場での使用も想定されていることからカメラの搭載も気になるところだが、有効画素数約500万画素のカメラが背面に備えられている。ネットワークは型番に「W」が入っていることからわかるように、WiMAXにも対応。CDMA 1x EV-DO Rev.A(CDMA 1X WIN)、WiMAX、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)を利用できる。また、Bluetooth(2.1+EDR)やGPSも搭載されている。
バッテリー容量は7,400mAh。カラーラインナップはブラック1色。発売予定時期は11月下旬以降。
*後ほど、デモ機の写真・動画を公開予定。
【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース
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