半導体大手の米Intelは13日(米国時間)、スマートフォン向けMPUの開発に関して、モバイル向けOS「Android」を開発するGoogleと提携すると発表した。将来的にはIntel製プロセッサ「Atom(アトム)」上でAndroidが動くようになる。2012年前半にも“Atom+Android”の組み合わせの具体的な端末が登場する見込みだ。
両社の提携は、サンフランシスコで同日開催された開発者向けイベント「Intel Developer Forum」において発表された。IntelのCEO(最高経営責任者)、Paul Otellini氏はキーノートの中で、同社が今後のスマートフォン市場での競争力獲得に向けて並々ならぬ意欲を持っていると表明した。同氏はスマートフォン市場におけるプラットフォームとしてIntelを選んでもらえるようにしていきたいと述べている。
スマートフォン市場においてはARMが独占的シェアを確保しており、Intelの影は薄い。IntelはPC市場でこそ高い存在感を示すものの、スマートフォンの分野では出遅れている。多くのAndroid(アンドロイド)スマートフォンに採用されている米Qualcomm製品もARMベースだ。
今回の提携によりGoogleはAndroidがIntelのアーキテクチャで動くよう、最適化に取り組む。すでに試作レベルのデモは完成しており、前述したように来年前半にも製品がリリースされる見通しだ。
【情報元、参考リンク】
MercuryNews/Intel, Google announce smart phone partnership
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