ソフトバンクモバイルは29日、京セラ製Android(スマートフォン)「HONEY BEE 101K」を発表した。ウィルコムのPHSで知られるHONEY BEEが新たにソフトバンクモバイル向けスマートフォンとして登場する。発売予定時期は12月以降。
HONEY BEE 101Kは、主に女子中高生をターゲットとしたモデルとして、ポップでかわいいデザインが採用されている。それは端末全体のデザインはもちろん、メインキーの形状やホーム画面などのUIにも表れている。メインキーではメニューは「m」、ホームは家、バックはぐるりと回った矢印など、それを表すアイコン形状をしたボタンとなっている。
またラメがあしらわれたキラキラしたデザインも特徴的で人目を引く。メインキーに並んで設置された通話専用ボタンはホログラム仕様だ。さらに、背面に設けられたスピーカーは星形デザイン。ここまで徹底すると好みがマッチするユーザーにはお気に入りの端末になるはずだ。
なお、プリインストールされるライブ壁紙は、HONEY BEEのオリジナルキャラクターのハチが動くものになっている。キャラクターの名称は今のところ決まっていない模様(説明員)。このハチは、メールや電話、アラームなどの画面上にもデザインされ、日常使用しているうちに愛着が沸く存在になりそうだ。
カラーラインナップはホワイトピンク、ピンク、グリーンイエロー、ブルー、ブラックの5色展開。
スマートフォンとしての主な仕様は、OSがAndroid 2.3、ディスプレイは3.5インチのTFT液晶で、解像度は800×480。プロセッサはルネサス エレクトロニクス製のMP5225で、デュアルコア1.2GHz駆動。外部メモリとして最大32GBまでサポートするmicroSD/microSDHCカードスロットを搭載し、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n、Bluetoothは2.1+EDRに対応など。
“女子高生向けモデル”、“ポップでかわいらしいデザイン”からは想像しにくいが、仕様としてはハイスペック。さらに、下り最大21MbpsのULTRA SPEEDにも対応するので、インターネットも従来のスマートフォンよりも快適に楽しめる。
HONEY BEE 101Kには、「自分撮り」が楽しめるよう、本体前面に約200万画素のインカメラも搭載される。ディスプレイを見て確認しながら撮影でき、さらにはその写真をあとから編集できるアプリもプリインストールされている。例えば肌を滑らかに補正したり、目や瞳など目元を強調したりできる。加えて、写真にペンやスタンプなどでデコレーションすることも可能だ。
もちろん背面にもカメラが用意されており、こちらは有効画素数約500万画素で、オートフォーカス機能付。
また、IPX5/IPX7相当の防水性能を持つ点も魅力の一つ。女子高生向けとはいえ、決して年齢の幅を狭めて考える必要はなく、大人の女性が使っても十分楽しい端末になりそうだ。防水性能はキッチンなどの水回りで使用する際にも助かる。
ポップでかわいらしい特徴的なデザインにハイスペックのハードウェア、魅力的なソフトウェアと、三拍子そろったHONEY BEE 101Kだが、ワンセグ、おサイフケータイには非対応。赤外線通信と緊急地震速報には対応する。ワンセグ、おサイフケータイがない点はネックかもしれないが、今回発表された今冬・来春モデルの中では、有力な選択肢の一つになりそうだ。
端末のサイズは約56×117×13.4mmで、重さは約135g(暫定値)。
*デモ機の写真や動画は後日、別記事として公開予定です。
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