Androidのブラウザには、標準ブラウザのほか、Firefox、Dolphin、Opera、Skyfireなど複数の選択肢があるが、その中にあってSleipnirの魅力は、独自のジェスチャ操作による手間の少ない操作性、充実したタブ周りの機能、そして、フェンリルのクラウドサービス「Fenrir Pass(フェンリル・パス)」を活かしたブックマークの同期機能となる。
ジェスチャ操作では、左右フリックによるタブの切り替えのほか、独自のタッチ動作によるページリロードやタブを閉じる操作などがある。例えば、画面上で“L”字を指で描くと、そのタブが閉じられる。時計回りに円を描くとページリロード(更新)、円を2回描くとタブグループごとにリロードできる。また、“U”字では最近閉じたタブを復元できる。ほかにもいくつかジェスチャがあり、それらを覚えると軽快にネットサーフィンを楽しめる。
ジェスチャ操作(一部) |
また、ジェスチャの説明中に「タブグループ」と記した部分があるが、Sleipnirには、タブの高度な管理機能が導入されている。タブバーではサムネイル表示されるため、タブの認識がしやすく、また、色分けされた6つのタブグループを、仕事用、個人用など、用途に応じて分類できる。
タブ |
そして非常に便利なブックマーク同期機能だが、これはPC向けSleipnirのほか、iPhone向けなど他のプラットフォーム向けブラウザとブックマークを同期・共有できる機能になる。ブックマークを同期・共有できるということは、例えば家のPCとスマートフォンで同じブックマークを利用できる、ということだ。同期によって同じ状態に維持されるので、外出時にスマートフォンでブックマークを追加した場合でも、家で「新たにそのページを探して追加」という操作をせずに利用することができる。
Fenrir Pass利用イメージ |
標準ブラウザ、Dolphin、Operaなどと使い比べてみるのも楽しいはずだ。
【情報元、参考リンク】
Android Market/Sleipnir
フェンリル/プレスリリース(PDF)