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総務省、700/900MHz帯の参入希望調査結果を発表。ドコモ、KDDI、ソフトバンク、イー・アクセスが割当希望を表明

総務省は6日、8月2日から8月31日までの間に調査を行った700MHz、900MHz帯の周波数への参入希望調査の結果を発表した。700MHz帯は来年、900MHz帯は2015年に割当が行われる予定だが、現時点では割当事業者は決まっていない。そこで、総務省は参入希望調査を行った。

結果として、参入希望の意思を表明した事業者はNTTドコモ、KDDI(及び沖縄セルラー)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4社。各社とも希望する周波数帯、その理由などを回答した。

NTTドコモは700MHz帯もしくは900MHz帯における15MHz幅を2、KDDIもドコモと同じ、ソフトバンクモバイルは900MHz帯において15MHz幅を2、イー・アクセスは700MHz帯において10MHz幅を2もしくは15MHz幅を2と、900MHz帯において15MHz幅を2つ希望している。各社ともそれぞれに理由があるが、現在800MHz帯をもたないソフトバンクモバイルは、それを保有する競合他社と同等のカバーエリアを展開するためにも900MHz帯を確保したい、としている。

NTTドコモとKDDIは主にトラフィック増への対応策として新たな周波数帯の割当を希望している。イー・アクセスはソフトバンクモバイルと似た状況にあり、やはり競合他社に対する競争力確保を理由の一つに挙げている。

両周波数帯の割当について、イー・アクセスとKDDIは、一方の周波数の割当を受けた場合はもう一方に関しては受けられないようにすべき、と述べている。また、ソフトバンクモバイルは900MHz帯の割当は800MHz帯の未割当事業者に限るべき、との考えを示している。

700/900MHz帯の割当は各社のLTE戦略にも大きく影響するため、来年2月の結果発表まで注目が集まる。今年12月にも実際の申請の受付が開始される予定で、今回参入希望調査に回答した4社が参加する見込み。

UPDATE
記事タイトルを修正しました。当初は「~割当希望を申請」と記しましたが、現段階では参入希望調査への回答がなされたに過ぎないため、「申請」から「表明」に修正しました。混乱を招き、大変申し訳ございませんでした。あわせて記事内容も一部修正しています。

【情報元、参考リンク】
総務省/700/900MHz帯移動通信システムに係る参入希望調査の結果の公表

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