NTTドコモは14日、あらかじめ料金を支払うことで、その額に応じた一定期間、3G通信を利用することのできるデータ通信専用プリペイドプランを12月17日より提供開始すると発表した。ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)が12月17日に発売する携帯ゲーム機「PlayStation Vita(3G/Wi-Fiモデル)」(以下、PS Vita)から対応を開始する。
この件は、SCEからも14日に発表されている。SCEは翌15日から開催される東京ゲームショーを前にプレスカンファレンスを開催し、PS Vitaの発売日、3G対応モデルの料金プラン、ローンチタイトルなどの詳細を明らかにした。PS VitaにはWi-Fi回線のみで3Gに非対応のモデルと、3Gに対応するモデルの両タイプが用意され、3Gモデルの料金プランの公表が待たれていた。
ドコモは、2種類のプリペイドプランを用意する。
一つは「プリペイドデータプラン 20h」で、もう一つは「プリペイドデータプラン 100h」。前者はあらかじめ980円を支払うことで、30日間に20時間までの3G通信が利用できる。ただし、データ通信速度は、下り最大128kbps、上り最大64kbps。一方、後者は4,980円を支払うことで、180日間に103時間の3G通信が利用できるプラン。通信速度の規定は20hプランに比べてやや複雑だが、103時間のうち3時間は、下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsの通信ができる。残りの100時間は20hプランと同様に128kbps/64kbpsの速度となる。
プランの更新は一定期間内にドコモの専用ウェブサイトにアクセスすることで手続きを行うことができる。20hプランの場合は44日以内、100hプランの場合は194日以内の更新が必要。
なお、第一弾対応端末であるPS Vitaの3G対応モデルにはSCEによるキャンペーンとして、あらかじめ初回分の利用料金がチャージされ、契約事務手数料が不要(契約済み)のドコモのUIMカードが同梱される。これにより、ユーザーは製品購入後、すぐに3G通信を利用したゲームを一定時間楽しむことができる。なお、初回限定版の50万台には100hプラン、限定版(数量限定)には20hプランが用意されている。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース
SCE/プレスリリース(PDF)
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