レポートによれば、昨年の世界のネット犯罪の被害額は1,140億ドルに上ると試算される。さらに、調査対象となった被害者の申告によるネット犯罪によって失われた時間の対価を見ると、さらに2,740億ドルの損失になる。
時間の対価は、過去一年間の被害者数（国別）×ネット犯罪の平均時間的コスト（国別、米ドル換算）から算出され、国別合計額から取っている。
また、日本に視点を移すと、昨年ネット犯罪の被害に遭った方は1,150万人、直接的な金銭的被害額は1,842億円という。同レポートでは、日本の成人オンラインユーザーに関しては、10人中4人（38％）程度がこれまでにネット犯罪に遭ったことがあると答えている。
ネット犯罪のタイプは、主にコンピュータウイルスとマルウェアで、次に多いのがオンライン詐欺とフィッシングとなっている。ウイルス、マルウェア、オンライン詐欺、フィッシングはいずれもコンピュータのみならず、今後はスマートフォンやタブレットなどでも無視できない問題になりかねず、シマンテックを始め、セキュリティ各社は続々と対策アプリやサービスをリリースしている。
【情報元、参考リンク】
シマンテック/プレスリリース
