順次発売という表現を採った理由は、地域別に発売日が異なるからで、一部の地域では26日以降となる。北陸・中国が26日、四国が27日、それ以外の地域は基本的に25日に販売開始となる予定。また、実売価格は割引を適用した場合で、3万円台になる見込み。
発表当初は9月以降に発売予定だったIS12Tだが、実際にはそれよりも早く投入されることになった。国内はもちろんのこと、世界市場で見ても、Windows Phone 7.5搭載スマートフォンの投入は初ということになる。
IS12Tは、Windows Phone 7.5搭載スマートフォンとして非常に質の高い仕上がりの端末で、AndroidやiPhoneとは完全に異なるユーザー・エクスペリエンスをもたらす。国内定番機能であるワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信は利用できないものの、防水・防塵性能や緊急地震速報はサポートする。また、国内ケータイメールにも、Cメールは受信のみサポート、EZwebメールへの対応も10月上旬に予定されている。
その他の仕様はWindows Phoneとしてオーソドックスなものだ。
Windows Phone 7.5では、メトロ・デザインと呼ばれる独特のUIが採用されている。基本的には縦スクロールでアプリや機能のリストを送っていく。そして、アプリや各機能内の下層機能には横スクロールで移動する。縦・横のスクロールをバランス良く取り入れたUIは、最初は戸惑うもののすぐに慣れるはずだ。
Microsoft製のプラットフォームだけあり、Officeのアプリも魅力の一つとされ、Word、Excel、PowerPointなどのファイルを閲覧・編集することができる。さらにそれらのファイルはMicrosoftのクラウドストレージサービス「SkyDrive」上へアップロード・共有することもできる。Windows Phone 7.5ではSkyDriveとの連携が便利に組み込まれており、写真やオフィスファイルなど、様々なデータをクラウド上に保存しておくことができる。
ハードウェアの仕様は、プロセッサが米Qualcomm製MSM8655 1GHz、ディスプレイが3.7インチ(解像度:800×480)、カメラは有効画素数約1320万画素、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠、Bluetoothは2.1+EDRをサポートなど。IS12Tには残念ながら外部メモリスロットは用意されていない。しかし、内蔵ストレージが32GBあり、SkyDriveの容量も25GBあるので、日常利用で困ることはないだろう。
ネットワークはCDMA 1x EV-DO RevA、GSM/GPRS/CDMA、Wi-Fiに対応。
端末のサイズは約59×118×10.6mm(最厚部:13.3mm)で、重さは約113g。内蔵バッテリーの容量は1,460mAh。カラーラインナップはシトラス、マゼンダ、ブラックの3色となっている。
デモ機の詳細等は下に掲載したリンク先で確認してほしい。
国内初Windows Phone 7.5搭載端末「IS12T」の詳細をチェック。デモ機の写真・動画も紹介
【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース