韓国サムスン電子と米NVIDIAは10日(米国時間)、NVIDIA製デュアルコアプロセッサTegra 2を搭載したスマートフォン「GALAXY R(ギャラクシーR)」を発表した。GALAXY Rはスウェーデンで発売済みで、近いうちに欧州とアジアの各地域での販売も開始される予定。
GALAXY RはNVIDIA製Tegra 2を採用している点が大きな特徴で、サムスン電子のスマートフォン・ラインナップ中でフラッグシップモデルの位置づけにある「GALAXY SⅡ」とはその点が異なる。加えて、ディスプレイもGALAXY SⅡやGALAXY Sで採用されたAMOLED(有機EL)ではなく、Super Clear LCD(スーパークリア液晶)だ。他にもいくつか異なる点があり、GALAXY SⅡとは趣の違うモデルになっている。
ディスプレイのサイズは4.19インチで、解像度は800×480。OSはAndroid 2.3(開発コード「Gingerbread」)で、内蔵メモリは1GB RAM、ストレージ容量は8GB、カメラは背面に5メガピクセル、前面に1.3メガピクセルのものを搭載する。メインカメラでは720pのHD動画撮影が可能。また、動画再生は1080pのフルHDもサポートする。再生できる動画の種類もDivx、WMX、MP4、H.264などに対応。
その他、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠、Bluetoothは3.0+HSをサポートなど。
端末のサイズは約125.7×66.7×9.55mmで、重さは約131g。
動作パフォーマンス面でGALAXY SⅡよりやや劣る可能性があるものの、GALAXY SⅡに採用されているSuper AMOLED Plusの発色はやや派手すぎるきらいがあるので、両端末が入手できる市場の場合、Super Clear LCDを搭載するGALAXY Rを選択する方も多いかもしれない。
【情報元、参考リンク】
Android Central/NVIDIA and Samsung announce the Galaxy R for Europe and Asia; 4.2 inch SLCD, Tegra 2, and Gingerbread on board
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