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ソニー・エリクソン、複数の国でXperia X10へのAndroid 2.3.3へのアップデートを提供開始

英ソニー・エリクソンは26日、Android(アンドロイド)スマートフォン「Xperia X10」に対するAndroid 2.3.3(開発コード「Gingerbread」)へのアップデートの提供を開始した。欧州及びアジアの一部の国で提供が開始され、今後も順次拡大される見込み。ただし、アップデートの提供有無及びその配信時期は地域、通信事業者によっても異なる。

日本に関してはNTTドコモが「Xperia X10」ベースの端末「Xperia SO-01B」を昨年春に発売したが、現時点ではアップデートの提供は公には未定とされている。

Xperia X10のOSは発売時には1.6、その後2.1にまでアップデートされていたが、今回の最新アップデートを適用することで2.3.3にまで引き上げられる。OSのバージョンが上がることに伴う機能改善のほか、ソニー・エリクソン独自の改善、新機能が盛り込まれている。

もともとXperia X10へのAndroid 2.3アップデートの基礎となったソフトウェアはXperia arcなどの2011年モデルに搭載されているものであり、いくつかの機能がXperia X10でも利用可能になる。主な内容はFacebookの各種データとの同期・連携機能、Wi-Fi及びUSBテザリング機能、フォトギャラリー・ウィジェット、アプリの実行速度の高速化、ウェブブラウザの高速化(JavaScript含む)など。

なお、今回のアップデートの適用には注意事項がある。電話帳などの端末内の各種データ・設定内容が消去されてしまうことに加え、いくつかのアプリが削除もしくは代替アプリに置き換わってしまう。この問題をはじめ、いくつかの理由からNTTドコモはアップデートの提供をしない方針とみられている。

【情報元、参考リンク】
Sony Ericsson/Xperia X10 Update

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