Vega No.5最大の特徴は2点あり、高速動作が可能なCPUと大画面ディスプレイだ。CPUはQualcomm Snapdragon MSM8660(デュアルコア 1.5GHz 駆動)で、ディスプレイは5インチ、解像度800×480。解像度は4インチクラスのスマートフォンと同等なので、表示できるデータ量が多いわけではないものの、小さな文字などの読みやすさは明らかに上だろう。
“タブレットほどの大きさの端末はかさばるので嫌だが4インチ程度のスマートフォンでは小さすぎる”、という層にターゲットを定めた商品になる。同社はこのコンセプトを“タブレット・フォン”と表現している。
その他の仕様は、OSがAndroid 2.3.3(開発コード「Gingerbread」)、内蔵メモリが1GB RAM、ストレージ容量が16GB、対応ネットワークはGSM/WCDMA、HSPA+(下り最大14.4Mbps)サポート、Wi-FiがIEEE802.11b/g/n、Blyetoothが3.0などとなっている。カメラは背面に8メガピクセルのものを備え、1080pのフルHD動画を撮影することが可能。
興味深いことに近距離無線通信規格「NFC」(Near Field Communication)にも対応する。
KTはNFCのサービス提供に向けた準備を進めている最中であり、国内のNTTドコモとも連携している。両社は日韓間におけるNFCサービスの相互利用に向けた取り組みも行っている。
また、韓国におけるワンセグに相当する地上DMBも搭載する。
端末のサイズは約145.5×80×10.7mmで、重さは約187.5g。カラーラインナップはホワイトとダークブラウンの2色となる。
パンテックは日本ではau向けに「SIRIUSα IS06」というAndroidスマートフォンを提供している。
【情報元、参考リンク】
Pantech
Pocket-lint/Pantech Vega N5 monster Gingerbread handset announced