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KDDI、Windows Phone 7搭載スマートフォンIS12T(富士通東芝製)を8月末を目処に発売へ

参考画像:Windows Phone 7のホーム画面
(※IS12Tではありません)
KDDIが8月末を目処に米Microsoft製プラットフォーム「Windows Phone 7」を採用したスマートフォン「IS12T」をリリースすることが明らかになっている。日本経済新聞が16日に報じた。IS12Tは富士通東芝モバイルコミュニケーションズが開発・製造する端末で、3.7インチの液晶ディスプレイを搭載した防水仕様のスマートフォンになるという。価格は3万円~4万円の見込みで、近日中に正式発表が行われる予定。

Windows Phone 7はMicrosoftが開発するモバイル向けOSで、昨年米国で搭載端末が複数リリースされた。国内投入も当初は年初とみられていたが、ようやく発売となる。IS12Tは日本市場に投入される初のWindows Phone 7搭載スマートフォンだ。

現在のスマートフォン市場は世界、日本の別なく米Googleが開発するプラットフォーム「Android」と、米Apple製スマートフォン「iPhone」の2強の戦いが主軸となっており、それ以外のメーカー製端末及びプラットフォームは劣勢だ。フィンランドの携帯電話メーカーNokiaの「Symbian」も苦戦が続き、同社はSymbianを事実上捨て、Microsoftとの提携により「Windows Phone 7」を推す道を選んだ。また、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerryも厳しい状況に陥っており、Android搭載スマートフォンとiPhoneの攻勢に押されている。

このような状況下だが、Windows Phone 7は、PC市場を事実上支配するWindowsを開発するMicrosoft製のプラットフォームということもあり、法人向け需要などが見込まれている。また、AndroidやiPhoneとは異なるユーザー・エクスペリエンスを得られるプラットフォームなので、一般消費者向けとしても新たな需要が見込め、ユーザー層の広がりが期待される。

とはいえ、国内市場を顧みるとやはりAndroidとiPhoneの2択の状況になりつつあり、苦戦が予想される。IS12Tが2強を崩すキッカケとなる楔になれるかどうか、注目だろう。

下に掲載した動画は今秋リリース予定とされる次期バージョンの「Mango」(開発コード)のデモだ。


【情報元、参考リンク】
日本経済新聞

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