KDDIは28日、auのAndroid搭載端末を利用するユーザー向けに米Three Laws of Mobility(以下、3LM)が開発したセキュアプラットフォームを採用したセキュリティ管理サービス「KDDI 3LM Security」の提供を11月より法人向けに開始すると発表した。あわせて、同サービスを基盤とする個人向けサービスも今秋より提供開始となる。さらに、本サービスの提供に先立ち、8月下旬より、一部のユーザーに対して無償トライアルサービスが提供される。トライアルサービス向けの設備の都合上、利用者数は制限される可能性がある。トライアルの対象端末は「SIRIUSα IS06、G'zOne IS11CA」の2機種。
KDDI 3LM Securityは、主に3つの要素からなる総合セキュリティサービスで、端末の内蔵ストレージ及びSDカード内のデータの暗号化、管理者によるリモートでのデバイス利用制限やアプリケーションの配信・削除、ユーザーの利用するイントラネットへのVPN通信を用いたセキュアアクセスなどの機能を利用することができる。
より細かくみていくとセキュリティ機能としてはリモートロック(遠隔操作での端末ロック)、リモート削除(遠隔操作でのデータ削除)、アプリケーションデータやSDカード内データの暗号化、端末管理機能としては、カメラやワンセグ、おサイフケータイなどの機能制限、パスワード設定、リモートでのアプリケーション配信及び削除、エンドユーザーによるアプリの利用及び削除制限、アプリのホワイトリスト/ブラックリスト管理などがある。加えて、セキュアアクセス機能として、前述したように独自のVPNサービスへの接続、Exchangeとの連携も利用できる。
本サービスの対象機種は現時点では「SIRIUSα IS06」「G'zOne IS11CA」「EIS01PT」が予定されているが、今後も順次拡大される見込み。
本サービスの利用料金は決定次第改めて発表される。
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