BlueSIPフォンのサービス概要
前編ではサービスの概要、後編ではアプリの使い勝手などを紹介していきたい。
まず、BlueSIPフォンは4月5日よりAndroid向けが、4月28日よりiOS 4向けが始まったばかりの登場間もない新サービスだ。「050」番で始まるIP電話番号を取得し、スマートフォンやタブレットで利用することができる。キャリアはNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、日本通信などを問わず、ネットワークも3Gだけでなく、Wi-Fi(無線LAN)でも利用できる。
IP電話サービスをスマートフォンに導入した場合、キャリアの番号との使い分けが気になるかもしれないが、両方とも問題なく併用できる。BlueSIPフォンの場合、アプリ側に「回線選択」の設定項目が設けられており、ここで発信時の電話番号を切り替えられる。「BlueSIPフォン」を選択した場合は「050」番で発信、「携帯電話を使用」を選べばキャリアと契約している元々の番号で発信できる。発信の際の電話アプリは通常使う標準アプリがそのまま利用できる。
着信も携帯番号とBlueSIPフォンの番号を両方利用することができる。
また、複数の端末で同じIDを使うこともできる。機種変更したり、他のキャリアのスマートフォンに切り替えた場合などでも同じ番号、IDを継続利用できる手軽さも特徴の一つ。このあたりはSkypeなども同様で、IP電話の魅力だ。
提供される主な機能は着信転送設定、保留、ボイスメール、着信音設定、通話音量設定、3G/Wi-Fi利用設定、バッテリー消費を抑えるecoモードなど。今夏以降にメッセンジャー機能が追加される予定で、サービスの幅が広がる。
気になるサービスの利用料金は個人向けと法人向けとで体系が異なる。
個人向けの場合は初期設定料が1番号あたり500円、基本料金が1番号あたり600円/月、ユニバーサル料が7円/月。通話料は国内向けが21円/分、国際(主要国)向けが21円/分。
一方の法人向けは、初期設定料が2万円(+1番号あたり500円)、基本契約料(100番号まで)が5,000円/月、通話明細の発行料が1契約あたり500円/月、基本料金が1番号あたり600円/月、ユニバーサル料が7円/月だ。通話料は個人向けと同じく国内及び主要国・国際向け問わず21円/分。
音質や使い勝手などをチェックしたい方向けにお試しアプリの提供もされている。これは、着信専用なので発信は不可能だが、音質を確認したり、アプリの概要を掴むにはちょうどよい。10回までの着信を試すことができる。
なお、Android向けアプリはAndroid Marketのこちらのページからダウンロードできる。動作要件はAndroid 1.6以降。
後編ではアプリの使い勝手・機能や品質などを紹介したい。
【情報元、参考リンク】
BlueSIPフォン公式ウェブサイト
Android Market/BlueSIPフォン
ブルーシップコミュニケーションズ公式ウェブサイト