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ソニー・エリクソン、NXPセミコンダクターズ N.V.製NFCチップをAndroidスマートフォンで採用へ

オランダに本拠を構えるNXPセミコンダクターズ N.V.((旧ロイヤル フィリップス エレクトロニクス)は16日、同社のNFC(Near Field Communication)技術がソニー・エリクソン製のAndroid(アンドロイド)スマートフォンに採用されることが決定したと発表した。NFCは近距離無線通信技術で、国内普及が完了した感のあるFeliCaにとっての上位規格にあたる。Androidではバージョン2.3(開発コード「Gingerbread」)からサポートされており、今後の全世界規模での普及が期待されている。

国内ではFeliCaによって近距離無線通信技術はすっかり定着し、サービスも充実しているが海外に目を向けると、そうではなく普及はこれからだ。しかも、普及に向けて選択された規格はNFC。今後国内でもNFCに置き換わる可能性が高まっており、通信各社をはじめとする関連企業はNFCのサービス立ち上げに向けて準備を進めている。

とはいえ、国内でNFCのサービスを本格的に利用できるようになるのはまだ先だ。今夏投入されるスマートフォン各機種はOSレベルではNFCをサポートしつつも、肝心のチップは非搭載だ。これはNFCのサービスが十分立ち上がっていないことが最大の理由とされ、実際に対応するスマートフォンがリリースされるのは今冬以降と見られている。

NXPセミコンダクターズ N.V.は、自社で開発したNXP PN65 NFCソリューションをソニー・エリクソンに提供する。NFCのソフトウェア、セキュアエレメントが組み込まれたNFC無線コントローラを含む製品で、将来的にリリースされるソニー・エリクソン製のNFC対応スマートフォンで採用される。

ソニー・エリクソンはこれまでのところNFC対応スマートフォンを投入していないが、NXPセミコンダクターズ N.V.がNXP PN65 NFCソリューションの提供を発表したことにより、将来的に登場することはほぼ確実となった。

【情報元、参考リンク】
NXPセミコンダクターズ N.V./プレスリリース

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