参考画像:HTC Aria |
通常、携帯電話端末には他の通信事業者の回線で使えないよう、「SIMロック」と呼ばれる制限が掛かっている。しかし、ユーザーの利便性を考慮し、NTTドコモは4月以降に販売する新機種からSIMロックを解除できる機能を備えるようにした。同社の場合は、販売時にはSIMロックを掛け、購入後にユーザーからの申請を受けて解除できる仕組みを導入。
一方、イー・モバイルは予め解除した状態で販売するので、後からの手間がない。
SIMロックが解除された端末は同じ通信方式及び対応周波数帯を利用する国内外の通信事業者の回線で利用することができる。
イー・モバイルは実際には、昨年12月に発売した台湾HTC製スマートフォン「HTC Aria」にも、今年1月の「Pocket WiFi S」にもSIMロックを掛けていなかった。今回の発表は同社の今後の方針として決定されたもので、この流れを全ての新機種に展開する。
ただし、気になるのは周波数帯だ。例えばPocket WiFi SもHTC Ariaも通信方式はW-CDMAだが、HTC Ariaは1.7GHz帯のみをサポート。Pocket WiFi Sは1.7GHz帯のほか、2.1GHz帯にも対応する。このように機種によって対応周波数帯が異なるので、実際に他の通信事業者の回線を利用するときにはこの辺りの確認が必要になってくるだろう。
【情報元、参考リンク】
イー・アクセス/プレスリリース