KDDIはこの日、Androidスマートフォンを計6機種発表したが、全機種がOSにAndroid(アンドロイド) 2.3を採用し、Xperia acro IS11Sにも2.3が載っている。
また、Xperia acroはもともとソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia arc」をベースとするだけに美しい映像表現が可能なディスプレイ、高品質なカメラ性能なども踏襲している。加えて、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信をサポートし、国内フィーチャーフォン・ユーザーのスマートフォンへの移行を促す役目も期待される。
NTTドコモ向けXperia acroとの違いの一つであるプロセッサだが、NTTドコモ向けはQualcomm Snapdragon MSM8255で、KDDI向けは同QSD8655。それぞれ動作クロックは1GHz。カラーラインナップはNTTドコモ向けがホワイト、ブラック、アクアの3色で、KDDI向けはホワイト、ブラック、ルビー。
ディスプレイには高コントラスト、高輝度、高精細の4.2インチ、クリアブラックパネルを採用。解像度は854×480。動画再生については「モバイルブラビアエンジン」の効果でより美しい映像表現で楽しめる。モバイルブラビアエンジンは、YouTubeなどの動画コンテンツや端末で撮影した写真なども、くっきり鮮やかに再現する力を持つ。
カメラは8.1メガピクセルのメインカメラを背面に備え、CMOSセンサーはソニーの裏面照射型の「Exmor R for mobile」だ。Exmor R for mobileは、従来の表面照射型センサーに比べて高感度、低ノイズを実現するため、暗い場所での撮影能力が向上する。カメラ撮影のサポート機能には、被写体が動いたとしても自動的に追随してフォーカスを合わせ続けてくれる「コンティニュアスオートフォーカス」や「顔認識エンジン」、「シーン検出撮影」、「オートフラッシュ」などがある。
動画は解像度1280×720(通称720p)、フレームレート30fpsのHD動画撮影に対応する。
映像面に特徴を持つXperia acroだが、外部機器との連携により、動画などのコンテンツをさらに楽しむこともできる。HDMI出力やDLNA機能をサポートすることで液晶テレビなどの大型スクリーンにコンテンツを映し出すことが可能だ。
ネットワークはWIN HIGH SPEEDに対応し、下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsでのデータ通信が可能。Wi-FiはIEEE802.11.b/g/nをサポートし、Bluetoothも備える。ただし、Bluetoothについては、ワンセグの音声についてはBluetoothヘッドセットで聴くことができない。音楽再生やその他の動画再生時は問題ない。
ソフトウェア面では、Xperiaファミリー機種ならではのアプリケーションが複数投入されている。文字入力はソニー・エリクソン独自のアシスト機能を持つ「POBox Touch 4.0」で、非常に快適な入力が可能。また、FacebookやTwitter、mixi、Cメールなどを一括して表示できる「Timescape」も搭載する。
FMラジオも忘れてはならない機能の一つだろう。
バッテリーの容量は1,500mAhで、端末のサイズは約127×63×11.8mm、重さは約135g。
なお、同日KDDIが発表した新サービス「LISMO Unlimited」などの、KDDI独自サービスへの対応状況は次の通り。
- LISMO Unlimited:9月下旬以降アップデートのアップデートを検討中
- LISMO WAVE Musicclips:9月下旬以降アップデート予定
- Skype、Jibe:対応済み
- au one Market:9月下旬以降アップデート予定
- LISMO/LISMO WAVE:非対応
- au one ニュースEX:非対応
【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース