Androidニュース&アプリ情報メディア

KDDI、ソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia acro IS11S」を発表。6月下旬以降に想定実売価格3万台で発売へ

KDDIは17日、夏モデル新商品発表会を開催し、ソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia acro IS11S」を発表した。前日にNTTドコモが発表した「Xperia acro SO-02C」とベースは同じだが、プロセッサ、ネットワーク、カラーラインナップなどの面で異なる部分がある。発売時期は6月下旬以降の予定で、想定実売価格(「毎月割」適用)は3万前半~後半。

KDDIはこの日、Androidスマートフォンを計6機種発表したが、全機種がOSにAndroid(アンドロイド) 2.3を採用し、Xperia acro IS11Sにも2.3が載っている。

また、Xperia acroはもともとソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia arc」をベースとするだけに美しい映像表現が可能なディスプレイ、高品質なカメラ性能なども踏襲している。加えて、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信をサポートし、国内フィーチャーフォン・ユーザーのスマートフォンへの移行を促す役目も期待される。

NTTドコモ向けXperia acroとの違いの一つであるプロセッサだが、NTTドコモ向けはQualcomm Snapdragon MSM8255で、KDDI向けは同QSD8655。それぞれ動作クロックは1GHz。カラーラインナップはNTTドコモ向けがホワイト、ブラック、アクアの3色で、KDDI向けはホワイト、ブラック、ルビー。

ディスプレイには高コントラスト、高輝度、高精細の4.2インチ、クリアブラックパネルを採用。解像度は854×480。動画再生については「モバイルブラビアエンジン」の効果でより美しい映像表現で楽しめる。モバイルブラビアエンジンは、YouTubeなどの動画コンテンツや端末で撮影した写真なども、くっきり鮮やかに再現する力を持つ。

カメラは8.1メガピクセルのメインカメラを背面に備え、CMOSセンサーはソニーの裏面照射型の「Exmor R for mobile」だ。Exmor R for mobileは、従来の表面照射型センサーに比べて高感度、低ノイズを実現するため、暗い場所での撮影能力が向上する。カメラ撮影のサポート機能には、被写体が動いたとしても自動的に追随してフォーカスを合わせ続けてくれる「コンティニュアスオートフォーカス」や「顔認識エンジン」、「シーン検出撮影」、「オートフラッシュ」などがある。

動画は解像度1280×720(通称720p)、フレームレート30fpsのHD動画撮影に対応する。

映像面に特徴を持つXperia acroだが、外部機器との連携により、動画などのコンテンツをさらに楽しむこともできる。HDMI出力やDLNA機能をサポートすることで液晶テレビなどの大型スクリーンにコンテンツを映し出すことが可能だ。

ネットワークはWIN HIGH SPEEDに対応し、下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsでのデータ通信が可能。Wi-FiはIEEE802.11.b/g/nをサポートし、Bluetoothも備える。ただし、Bluetoothについては、ワンセグの音声についてはBluetoothヘッドセットで聴くことができない。音楽再生やその他の動画再生時は問題ない。

ソフトウェア面では、Xperiaファミリー機種ならではのアプリケーションが複数投入されている。文字入力はソニー・エリクソン独自のアシスト機能を持つ「POBox Touch 4.0」で、非常に快適な入力が可能。また、FacebookやTwitter、mixi、Cメールなどを一括して表示できる「Timescape」も搭載する。

FMラジオも忘れてはならない機能の一つだろう。

バッテリーの容量は1,500mAhで、端末のサイズは約127×63×11.8mm、重さは約135g。

なお、同日KDDIが発表した新サービス「LISMO Unlimited」などの、KDDI独自サービスへの対応状況は次の通り。
  • LISMO Unlimited:9月下旬以降アップデートのアップデートを検討中
  • LISMO WAVE Musicclips:9月下旬以降アップデート予定
  • Skype、Jibe:対応済み
  • au one Market:9月下旬以降アップデート予定
  • LISMO/LISMO WAVE:非対応
  • au one ニュースEX:非対応
*発表会会場で撮影したデモ機の写真やハンズオン動画は後ほど公開予定。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件