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KDDI、耐衝撃・防水・防塵のタフネススマートフォン「G’zOne IS11CA」を発表。6月下旬以降に想定実売価格3万円台で発売へ

KDDIは17日、NECカシオ製スマートフォン「G'zOne IS11CA(ジーズワン)」を発表した。G'zOne IS11CAはNECカシオが米通信事業者Verizon Wireless向けに4月下旬から販売開始したタフネススマートフォン「G'zOne Commando」の後継機種にあたり、コンセプトは同じ。一方で、スペックが向上している部分もあり、現時点で最強のタフネススマートフォンだろう。発売時期は6月下旬以降の予定で、想定実売価格は3万前半~後半となる見込み。


G'zOne IS11CAの最大の魅力は“G'zOne”ブランドならではのタフネスさにあり、日常生活の中で物理的に端末を壊してしまう懸念はほとんどないだろう。さらに、アウトドアでも安心だ。

防水性能はIPX5/IPX5クラスで、防塵性能はIP5X。これらの等級が具体的にどの程度の性能を指すのかは次の通り。

IPX5
内径6.3mmのノズルを用いて、約3mの距離から約12.5L/分の水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても電話機としての性能を保つ。

IPX8
常温で水道水、かつ静水の水深1.5m水槽に静かに端末を沈めた状態で約30分間、水底に放置しても本体内部に浸水せず、電話機としての性能を保つ。

IP5X
直径75μm以下の塵埃が入った装置に端末を8時間入れて攪拌させ、取り出したときに電話機の機能を有し、かつ安全に維持できる。

耐衝撃性能についてはアメリカ国防総省が制定した「MIL規格(MIL-STD-810G Method 516.6 ProcedureIV)」に準拠した落下試験をクリアする。

これらの性能を実現するため、筐体設計には様々な工夫が見られる。まず、ディスプレイは米Corning社の化学強化ガラス「Gorilla Glass(ゴリラガラス)」で覆われる。加えて、ボディも頑丈だ。正面から側面、背面へと繋がるサイドケース一体型バンパーや、突起状のピンポイントバンパーが本体、ディスプレイなどを落下による衝撃などから守ってくれる。

塵や埃が入る可能性の高いスピーカーやマイク、受話口部は、高分子フィルタ「D&W レジストフィルタ」でカバーする。

これらのタフネス性能に加え、ソフトウェア面でアウトドアライフをサポートする。「G'zGEAR」(ジーズギア)と名付けられた特殊なアプリ群がプリインストールされる。

「EARTH COMPASS」は現在地や任意の場所をレイヤー上に登録し、対象物の方角やそこまでの距離を示してくれるアプリ。「SEA TIDE」は潮汐情報を教えてくれる。「TRIP MEMORY」は日本国内で実際に訪れた場所の緯度経度、日時、温度を登録できる記録アプリ。「SUN/MOON」は全国の日出、日入時間と方角を表示する。「THERMOMETER」は現在の温度を測定、表示してくれる。計測範囲は-20℃~60℃まで。寒い地方でも十分問題なく対応できる。「STAR PLATE」はGPS、方位、モーションセンサーを活かし、現在地、向いている方向の星座を表示してくれる機能。

一部のアプリはウィジェット機能に対応するので、ホーム画面上に表示することもできる。

さて、気になるAndroid(アンドロイド)スマートフォンとしての基本仕様だが、こちらも申し分ない。

OSは最新のAndroid 2.3、ディスプレイは3.6インチのワイドVGAタッチ液晶で、アウトドアでの利用を想定して高輝度バックライトを備える。プロセッサはQualcomm MSM8655 1GHz、内蔵メモリは512MB RAM、1GB ROM、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n、Bluetoothは2.1+EDR。外部メモリとして最大32GBにまで対応するmicroSD/microSDHCカードスロットも備える。

カメラは有効画素数約808万画素で、背面上部中央に設置される。この位置なら、撮影時に不意に指が掛かることも少ないはずだ。


バッテリー容量は1,460mAhで、端末のサイズは約129×66×14.5mm、重さは約160g。数字だけ見るとかなり重そうに見えるが、耐衝撃性能を確保するためか厚みがあるので、体感的にはそれほど重く感じにくい。

また、国内メーカー製端末だけあり、おサイフケータイと赤外線通信をサポートする。ワンセグは非搭載。

KDDIの独自サービス、「LISMO Unlimited」「LISMO WAVE Musicclips」「Skype」「Jibe」「au one Market」「LISMO/LISMO WAVE」「au one ニュースEX」には標準対応。

緊急地震速報は時期こそ未定ながらアップデートで対応する予定。

※発表会会場で撮影したデモ機の写真やハンズオン動画は後ほど公開予定。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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