ワイヤレスチャージャー 01 |
「ワイヤレス」と聞くと、距離を離した状態でも、というイメージに捉えがちかもしれないが、「おくだけ充電」は“無接点”という意味で捉える方がより正しい。スマートフォンやケータイなどの内蔵バッテリーを充電する際に、ケーブル接続をする必要がなかったり、接点を備えた専用クレードルやスタンドを必要としない。ワイヤレス充電の規格はWPC(Wireless Power Consortium)の標準規格「qi(チー)」に準拠したもので、原則としては汎用的なものだ。サードパーティ製の製品も複数リリースされてくることが容易に予想される。
端末を充電するには「qi」に対応した専用の充電台の上に載せるだけでいい。
NTTドコモは、この充電台の第一弾製品「ワイヤレスチャージャー 01」を7月~8月を目処に発売する予定だ。想定実売価格は4千円程度になる見込み。この充電台は、AQUOS PHONE f SH-13C専用の製品ではなく、「おくだけ充電」に対応する機器であれば、それらにも利用できる。
目安としてワイヤレスチャージャー 01でSH-13Cをフル充電するには2時間半程度かかる。SH-13Cのバッテリー容量は1,230mAhだ。
ワイヤレスチャージャー 01がどういうものかは、下に掲載した動画で確認して欲しい。
別角度からの写真は下の通り。
次に紹介する「ポケットチャージャー 02」もワイヤレスチャージャー 01で充電できる。
ポケットチャージャー 02は5,000mAhの内蔵バッテリーを搭載するモバイル充電器で、コンセントなどのない外出先でもスマートフォンやタブレットを充電することができる。大抵のスマートフォンのバッテリー容量は1,500mAh以下、もしくは若干多い程度なので、3回程度フル充電することができる。タブレット端末の場合はより大きな容量を持つバッテリーが搭載されているものの、5,000mAhあれば十分役に立ってくれるだろう。
そしてポケットチャージャー 02自体の内蔵バッテリーはワイヤレスチャージャー 01を使って「おくだけ充電」で充電することができる。
発売時期は8月~9月の予定で、想定実売価格は4千円程度になる見込み。
また、NTTドコモは「ポケットチャージャー 01」という製品もこの日発表した。これは「おくだけ充電」には対応していないモバイル充電器だが、軽量コンパクトで使い勝手は良さそうだ。内蔵バッテリーの容量は2,500mAhで、スマートフォンくらいであれば十分フル充電できる。ポケットチャージャー 01の内蔵バッテリーの充電はmicroUSBケーブル経由で行い、「おくだけ充電」では充電できない。
発売時期は6月~7月の予定。
各製品の仕様は次の通り。
ワイヤレスチャージャー 01
- サイズ:約138×90×19mm
- 重さ:約140g
- 出力:5W(MAX)定格
- 入力:DC12V 600mA
- 方式:フリーポジショニング方式
- 規格:qi規格
- 充電可能デバイス数:1個
- カラー:ホワイト
ポケットチャージャー 01
- サイズ:約41×70×22mm
- 重さ:約75g
- 出力:DC5.0V 1A
- 入力:DC5.0V 500mA
- 内蔵バッテリー:リチウムイオン電池 3.7V 2500mAh
- カラー:ホワイト
左:ポケットチャージャー 01、右:ポケットチャージャー 02
ポケットチャージャー 02
- サイズ:約64×70×24mm
- 重さ:約145g
- 出力:DC5.0V 1.5A(MAX)
- 入力:DC5.0V 500mA
- 内蔵バッテリー:リチウムイオン電池 3.7V 5000mAh
- 規格:qi規格
- カラー:ホワイト