LG - Window Display(OLED-Display.netより) |
このデモ機は昨年11月に千葉県の幕張メッセで開催されたフラットパネルディスプレイの見本市「FPD International 2010」でも出展されているので、ご覧になっている方もいるはずだ。デモ機にはマルチタッチに対応したタッチパネルも搭載され、操作デモも行われている。残念ながら量産化の時期や価格帯は不明だが、3月に入ってからサムスン電子が22インチの透過型ディスプレイの量産に入ったことから、LG Displayの動向にも注目が集まり始めている。
サムスン電子の透過型ディスプレイについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、関心のある方は参照して欲しい。サイズは22インチ、解像度は1680×1050、コントラスト比は500対1で、消費電力は通常のバックライト搭載型液晶パネルと比較して、約10%。試作機レベルではサムスン電子も46インチのものも出展しており、大型パネルの量産も期待される。
透過型液晶ディスプレイの用途はショーウィンドウや、店舗でのデジタルサイネージなど、業務用途向けにまずは考えられているが、いずれ一般消費者向け製品も出てくるはずだ。
下にデモ動画を3点掲載。
こちらはタッチパネルでの操作を収めている。
なお、同社は3インチの透過型有機ELディスプレイなども開発している。
【情報元、参考リンク】
OLED-DISPLAY.net/47 inch Transparent LCD-IPS Display from LG