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KDDI、WiMAX対応Androidスマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」を4月15日発売と発表

KDDIは13日、台湾HTC製スマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」を4月15日から販売開始すると発表した。HTC EVOはauの3GネットワークとKDDI傘下のUQコミュニケーションズのWiMAXに両対応したマルチ・ネットワークサポート機種。WiMAXを使った通信では、下り最大40Mbps、上り最大10Mbps(ベスト・エフォート)を利用することが可能。

また、テザリング(Wi-Fiルーター機能)に対応しており、最大8台までのWi-Fi機器をHTC EVO経由でインターネットに接続することができる。すなわち、HTC EVOはスマートフォンとしての利用のみならず、モバイルWi-Fiルーターのような使い方も可能ということになる。

WiMAXを利用するには「+WiMAX」というサービスに加入する必要があり、料金は月額525円。WiMAXの利用がない月には課金されない。ただし、パケット定額サービスへの加入が必須のため、パケット代はそれなりに掛かる。例えばWiMAXを使わなかった月は5,460円(ISフラットの場合)、使った場合は525円が加算され、5,985円になる。

HTC EVOにはWi-Fi(IEEE802.11b/g/n)がサポートされているため、データ通信手段は3G/WiMAX/Wi-Fiの3つになる。これら3つのネットワークを全て利用できる環境下にある場合は、Wi-Fi、WiMAX、3Gの優先度で接続される。

なお、3Gに関しては注意事項があり、対応する周波数帯が従来のものとは異なる。800MHz帯が新しいものになり、従来のau端末とは対応エリアが異なる。対応エリアはこちらのページで紹介されている。また、WiMAXでの通信に関しては帯域制限はないが、CDMAを利用した場合は、1ヶ月5GBという制限があり、これを超えると通信速度が制限される。ただし、通信制限の適用は2012年2月以降の予定。

ハードウェアの基本仕様はOSがAndroid 2.2(開発コード「Froyo」)、プロセッサはQualcomm Snapdragon QSD8650 1GHz、ディスプレイは4.3インチ、解像度は480×800、内蔵メモリは512MB RAM、1GB ROM、カメラは8メガピクセルのメインカメラを背面に、1.3メガピクセルのインカメラを前面に装備している。メインカメラでは720pのHD動画の撮影も可能。

また、FMラジオ、HDMI出力もサポートしている。端末のサイズは約67×122×12.8mmで、重さは約170g。

なお、au独自サービスへの対応に関しては、EZwebのメール(@ezweb.ne.jp)に関しては現時点では未定。Cメールは受信のみ発売時点でサポートし、送信機能は5月中旬以降に提供される予定。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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