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Google、音楽ファイルの同期サービスを提供するPushLifeを買収

米Googleは現地時間11日、カナダのPushLifeを買収したことを発表した。PushLifeは2008年創業のベンチャー企業で、音楽ファイルなどの同期サービスを開発・提供している。モバイル端末内に保存されている楽曲ファイルと、PC上に保存されているデータを同期するシステムだ。PC上のファイルは米Appleのソフトウェア「iTunes」や米Microsoftの「Windows Media Player」で管理されているライブラリも含み、これらと連携することでモバイル機器とPC間でシームレスな楽曲利用ができることが利点だ。

対応するモバイル機器はAndroid搭載スマートフォンやResearch In Motion(RIM)のBlackBerry、フィンランドNokiaのSymbian OS搭載機など。

GoogleはPushLifeの買収額を開示していないが、TechVibes.comは約2500万ドルだと報じている。

PushLifeのスタッフは今後、Google Canadaの開発チームに組み込まれることになり、蓄積したノウハウをGoogleで活かしていくことになるようだ。Googleは近い将来、音楽配信サービス「Google Music」(仮称)を開始する予定と長らく噂されており、PushLifeの技術はGoogle Music関連で生きることになる可能性が高いと考えられる。

音楽配信サービスはAppleのiTunesが支配的存在として市場に君臨しているが、今後立ち上がる新たなライバルサービスがどこまで肉薄できるか注目となりそうだ。そして、Androidスマートフォン/タブレットのユーザーにおいては、期待のサービスになるはずだ。そこにPushLifeの技術がどう絡んでくるのか、サービス詳細の発表を待ちたい。

【情報元、参考リンク】
PushLife

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