カスペルスキーは14日、Android搭載端末向けの総合セキュリティツール「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」(Kaspersky Mobile Security 9)を発表した。「カスペルスキーモバイルセキュリティ 9」は、「話そう、遊ぼう、安全に。」をテーマに、Android搭載端末を確実に保護し、ユーザーのプライバシーを守る機能を有する、としている。
現在は無料体験版の提供が開始されており、こちらのページにAndroid端末のウェブブラウザからアクセスすれば入手できる。体験版といっても、機能は制限されておらず全て備えている。動作要件はAndroid 1.6~2.2で、2.3以降のバージョンのOSのサポートは今後ということになる。
体験版ダウンロードページ
なお、インストールにあたっては事前にホーム画面でメニューキーを押し、「設定」→「アプリケーション」と進み、「提供元不明のアプリ」のチェックボックスをオンにしておく必要がある。今回の体験版はカスペルスキーが自社サーバーで提供しており、Android Market上での配信ではない。そのためこの設定が必要だ。
また、アプリ起動後にアクティベーション方法の選択画面が現れるが、ここでは「試用版」を選択する。前述したように機能制限はなく、全ての機能を利用することができる。アクティベートすると、最初に暗証番号の設定が求められる。4桁~16桁までの数字で設定可能なので、自分で覚えておけるものなどで設定しておこう。
体験版は少なくとも1ヶ月間は無料で利用することが可能で、その後に関しても当面は有料化の具体的タイミングは決まっていない。
セキュリティツールとして基本的な機能は概ね備えており、ウィルス、マルウェアなどから端末を守ることができる。主な機能は次の通り。
マルウェアからの保護
リアルタイム保護やスキャン機能でマルウェアなどの脅威から端末を保護することができる。定義データベースは自動更新されるので、いつでも最新のセキュリティを利用可能。
不正アクセスから端末の情報を保護
リモートによるAndroid端末内のデータ消去(ワイプ)や、SIMカードが差し替えられたことを検知して端末を自動ロックすることが可能。
GPSで端末の場所を追跡
紛失、盗難にあっても、GPS追跡機能を使用して端末の位置を特定することができる。
プライバシーの保護
秘密にしておきたいコンタクト先や電話番号を厳重に管理することができる。連絡先やSMS履歴、通話・着信履歴をボタンひとつで表示/非表示に設定可能。
迷惑電話やSMSスパムのブロック
電話、SMSをブラックリストやホワイトリストに登録して管理することができる。迷惑電話やSMSスパムをブロックすることが可能。
盗難対策機能
紛失、盗難の際に端末をリモートでロックしたり、データを削除することなどができる。連絡先、カレンダーなどの個人情報のほか、指定したフォルダ内のデータを消去することも可能。
【情報元、参考リンク】
カスペルスキーモバイルセキュリティ 9
カスペルスキー/プレスリリース
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