ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下、ソニー・エリクソン)は19日、2011年度第1四半期(1月~3月)の連結業績概要を発表した。同社はソニーとスウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンの合弁会社で、世界各国向けに携帯電話端末を開発・販売している。昨年以降、同社はAndroid(アンドロイド)搭載スマートフォンへ舵を切り、現在は「Xperia」シリーズに注力している。
当四半期の業績は、端末の販売台数が810万台。前年同期は1,050万台、2010年第4四半期が1,120万台だったことと比較すると減少しているが、これはスマートフォン以外の端末の販売台数が減ったこと、2011年の最新モデル「Xperia arc」及び「Xperia PLAY」のリリース時期が当四半期末に掛けてだったこと、及び季節要因による。
同社のCEO、バート・ノルドベリ氏は次のように述べている。
「ソニー・エリクソンは、アンドロイド搭載スマートフォンにより注力し、引き続き利益を計上しました。スマートフォンは、当四半期において売上高全体の60%以上を占めました。ソニー・エリクソンは、期待の高かったXperia arc及びXperia PLAYの出荷を当四半期末にかけて開始し、全世界のオペレーター及びお客様から好評を博しました。しかしながら、東日本大震災によりソニー・エリクソンは当四半期において厳しい環境に直面しました。現在もサプライチェーンに一部混乱が生じており、ソニー・エリクソンは状況を引き続き精査していきます」
3月11日に日本で発生した東北地方太平洋沖地震による影響はやはり同社にも及んでおり、部品サプライヤーに特に打撃があったようだ。これにより同社の端末製造及び販売計画にも遅延などの影響が今なお解消されずに発生しているものと見られる。
当四半期の売上高は11億4,500万ユーロで、営業利益は1,900万ユーロ。売上高も販売台数と同じく減少しており、前年同期は14億500万ユーロ、2010年第4四半期は15億2,800万ユーロだった。しかし、端末の平均販売価格は141ユーロと、順調に伸びている。前年同期は134ユーロ、2010年第4四半期は136ユーロだった。
なお、同社のスマートフォンの推定市場シェアは数量ベースで約5%、金額ベースで約3%とされている。第2四半期はXperia arc、Xperia PLAYの拡販が進むことに加え、「Xperia neo」などの新モデルの登場で販売台数が再び増加すると予想されるが、震災の影響から順調に伸びない可能性も考えられる。
【情報元、参考リンク】
ソニー・エリクソン/プレスリリース(PDF)
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