NTTドコモが4月中旬に予定していた携帯電話の新製品発表を5月以降に延期することが明らかになっている。日本経済新聞が29日に伝えた。同社は例年5月に夏モデル発表会、11月に冬・春商戦向けモデルの発表会を開催してきたが、今年はスマートフォン市場拡大の流れにより商品サイクルが早まっていることを受けて4月に開催する予定だったという。
しかし、11日に生じた東北地方太平洋沖地震の影響で同社の回線は東北地方を中心に障害が完全には解消されておらず、さらに配送遅延なども起きている。震災の影響を考慮し、5月以降への延期を決めたようだ。
なお、昨年は同社は5月18日に夏モデル発表会を開催した。その時に発表されたラインナップは計20機種で、その内Androidスマートフォンはシャープ製「LYNX SH-10B」のみだった。発表会の席上で同社代表取締役社長山田隆持氏が、秋に韓国サムスン電子製「GALAXY S SC-02B」を発売することを明かしたことも含めれば2機種と言えなくもないが、夏モデル中では僅か1機種だ。
しかし、今年の同社の夏モデルのラインナップには複数のAndroid搭載モデルが含まれる見込み。
ソニー・エリクソン製「Xperia acro SO-02C」、パナソニック初のAndroidスマートフォン「P-07C」、シャープ製「SH-12C」、NECカシオ製「MEDIAS」のシリーズ最新機種(防水対応)、韓国LG電子製「Optimus Black L-07C」などが加わるとの噂だ。
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日本経済新聞
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