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KDDI、計画停電により想定される通信サービスへの影響を発表

東京電力が14日早朝より各地域で順次、一時的に電力を停止する「計画停電」を予定していたことから、KDDIは想定される自社の通信サービスへの影響範囲をまとめ、明らかにした。結果的には14日の計画停電は午後5時まで実施されず、午後5時以降も茨城県と静岡県の一部の地域のみで約2時間の停電が行われるだけに留まった。しかし、それでも対象世帯数は約33万世帯に及び、広範囲に及ぶ影響であることは確か。決して小さな出来事ではないばかりか、東京電力にとっても対象者にとっても初めてのこと。

15日以降の計画停電については、現時点では確定した情報は得られておらず、また、状況次第で変化する可能性も高く、依然として各自最新情報をチェックする意識を保つ必要がある。ここでは、前述したようにKDDIが発表した通信サービスへの影響内容を紹介したい。

1. 移動体通信サービス

au基地局の障害が発生している地域を除き、利用可能。ただし、地下街や商業施設・マンション高層階など電波の入りにくい場所の対策がされている場所および、通話・データ通信量が増えて、音声サービスやEZweb・ISNET・Eメールなどのデータ通信サービスが混雑した場合、時間帯、地域により、つながりにくくなる可能性がある。

なお、次のサービスは、商用電源が必要なためご利用できない。
・auフェムトセル
・auレピータ


2. 固定通信サービス

停電中は、次のサービスの利用できなくなる。

【個人ユーザー】
●電話サービス
・auひかり 電話サービス
・KDDI-IP電話/050番号サービス
・ケーブルプラス電話
・メタルプラス電話サービス(商用電源を使用しているコードレスホン等の電話機の場合)
・ADSL one 電話サービス(商用電源を使用しているコードレスホン等の電話機の場合)
・マイライン、マイラインプラス(商用電源を使用しているコードレスホン等の電話機の場合)

●インターネットサービス
・auひかりネットサービス
・ADSL one
・メタルプラス電話 ダイヤルアップコース
・au one net各コース(除くダイヤルアップ)

●その他
・auひかりTVサービス

【法人ユーザー】
●電話サービス
・KDDI光ダイレクト、KDDI光ダイレクト over Powered Ethernet、KDDIメタルプラス(事業者用)、KDDI-IPフォン

●インターネットサービス
・KDDIインターネットゲートウェイ、イーサシェアなど

●イントラネットサービス
・KDDI Wide Area Virtual Switch、KDDI Powered Ethernet、KDDI Ether-VPNなど


以下、KDDIからの注意事項。

●auひかり電話サービス・ケーブルプラス電話およびauひかりTVサービスを利用中の方は、KDDIまたはケーブルテレビ会社が提供する宅内機器について、予期せぬ機器不具合を回避する観点から、計画停電実施中は予め宅内機器のコンセントを抜いておき、停電からの復旧後にコンセントを差しなおすようにする。

●給電再開後に通信が利用できない場合は、改めて通信機器の電源のON/OFFまたは、コンセントの抜き差しを試す。

●停電中に、装置内に保有するバッテリーが枯渇して、放電された状態となり、給電再開後に電源を投入しても装置が起動しない恐れがあるため、PBX及びビジネスホンについては、停電になる前に電源を切り、給電開始後に電源を再投入することが勧められる。

●法人向け電話サービスのE-GWについては停電になる前に電源を切り、給電開始後に電源を再投入することが勧められる。

●緊急機関への連絡等、急ぎの電話の場合は、携帯電話や公衆電話等を利用されることが勧められる。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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