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Google、WiMAX対応スマートフォン「Nexus S 4G」を発表。米SprintとGoogle Voiceの提携も

米Googleは現地時間21日、米通信事業者Sprint Nextel向けにWiMAX対応Androidスマートフォン「Nexus S 4G」を提供すると発表した。販売開始時期は今春の予定で、価格はSprint Nextelとの2年契約を締結した場合で199.99ドル。また、同社は音声通話サービス「Google Voice」をNexus S 4Gに標準で組み込み、Sprint Nextelのユーザーに提供することも合わせて明らかにした。

Nexus S 4G(Sprint Nextelより)

まず、Nexus S 4Gは韓国サムスン電子が製造を手がけたGoogleブランドのスマートフォン「Nexus S」の派生機種になる。Sprint Nextel向けにWiMAX対応が図られているのが最大の特徴。その他の基本スペックはNexus Sと同等で、OSはAndroid 2.3、CPUは1GHz Cortex A8 Hummingbird、ディスプレイは4インチのSuper AMOLED(有機EL)、内蔵メモリは16GB、カメラは背面に5メガピクセルのメインカメラ、前面に0.3メガピクセルのインカメラなどとなっている。Android 2.3からサポートされた近距離無線通信規格NFC(ear Field Communication)も利用可能だ。

筐体サイズは約124×63×11mmで、重さは約129g。

そしてWiMAX対応以外でNexus S 4Gの注目すべき機能は前述したGoogle Voiceの統合にある。Googleは1月25日にGoogle Voiceに対して「Number Porting」という新機能の提供を開始した。これはユーザーが使っている携帯電話の番号をGoogle Voiceの番号に変換して利用できる、というものだ。利用には20ドルが必要だが、携帯電話番号でGoogle Voiceを使えるメリットは大きい。しかし、通常であれば携帯電話番号をGoogle Voiceに移管するには通信事業者との既存契約を解約する必要があった。

だが、今回のSprint Nextelとの提携によりNexus S 4Gには標準でGoogle Voiceが組み込まれる。ユーザーはNumber Portingの設定を個別に行わずとも、携帯電話番号を使ってGoogle Voiceを利用することが可能だ。



【情報元、参考リンク】
Google Mobile Blog/Introducing Nexus S 4G for Sprint

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