米Adobe Systemsは現地時間18日、Android向けFlash Player 10.2をリリースした。Flash Player 10.2はAndroid Marketで無料配信中で、「flash player 10.2」で検索すればヒットする。もしくはウェブ版Android Marketのこちらのページからダウンロード/インストール(アップデート)が可能だ。動作要件はAndroid 2.2以降。
ただし、今回のリリースはAndroid 2.2(開発コード「Froyo」)及びAndroid 2.3(開発コード「Gingerbread」)に対しては正式版となる一方で、Android 3.0(開発コード「Honeycomb」)向けはβ(ベータ)版なので注意してほしい。Honeycombはタブレット向けOSであり、現在のところ米Motorola製「XOOM」に採用されている。
Flash Player 10.2には様々な機能改善点がある。例えば、旧バージョンと比較するとAndroidに搭載されているウェブブラウザのレンダリング・エンジンとより深いレベルにおいて統合することにより、Flashコンテンツが含まれるウェブページの表示速度が向上している。その他にもパフォーマンス面でいくつもの改善がある。
しかし、最大の特徴はHoneycomb向け機能になる。
Honeycomb搭載タブレットではH.264動画再生時にハードウェア・アクセラレーション機能を利用することが可能で、ウェブ上のH.264形式のHD動画をよりスムースに再生することができる。高いフレームレートを得られる上、CPU使用率も低く抑えられる。さらに、NVIDIA Tegra 2デュアルコア・プロセッサなどのマルチコア・プロセッサにおける再生能力向上もある。ソフトウェア・キーボードのサポートなども特徴の一つ。
なお、Honeycomb向けのFlash Player 10.2正式版は後日提供される予定。
【情報元、参考リンク】
Android Market/Flash Player 10.2
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