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義援金の実態アンケート結果。3割がポイントやマイレージで募金。金額は約5割の方が1000円以上

出展:フィルモア・アドバイザリー
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では甚大な被害があり、世界中を震撼させた。被災地では今もなお苦しい状況に置かれた方がおり、一刻も早い救助、救済が必要とされている。また、直接的な被害が少なかった関東圏在住・在勤の方にとっても東京電力が実施している計画停電の影響などで、平時とは異なる日常・業務となっている。未曾有の震災であり、復旧には金銭面でも莫大な金額がかかる。

そこで、各企業・各団体が一斉に義援金募集を開始しており、すでに募金された方もいると思う。世間には義援金詐欺なども多数見つかっており、寄付をするにも注意が必要な状況になっている点は残念だが、正しい義援金企画であれば、余裕のある方は少しでも寄付を行いたいところ。

とはいえ、募金方法は企画によって様々だ。募金箱に直接お金を入れるタイプもあれば、銀行振込やクレジットカード支払いの場合もある。さらには、携帯電話各社が実施しているように自社のサービスの利用によってユーザーに付与されるポイントを使って支払うことができるタイプもある。

フィルモア・アドバイザリーは今回の震災における義援金の実態を調査し、そのアンケート結果を発表した。アンケートは同社が開発・提供するiPhone向けアンケートツール「AskSmart.ly」を使って3月22日~3月23日に実施された。回答ユーザー数は667人。

主な質問内容は次の通り。
  • どのような方法で募金されましたか?
  • 総額いくら募金されましたか?
  • 東北関東大震災の復興支援等のため、義援金などに対する募金をしましたか?
方法に関する結果は、お店に設定された募金箱が37%で最多。募金箱は大抵店舗のレジに置かれているため、気軽におつりを入れやすい。少ない金額だったとしても、多くの方が募金したことが考えられる。次に多かったのがポイントやマイレージなどを利用しての募金で29%となった。ポイントやマイレージの場合、懐に与える直接的な影響が少ない為、やはり手軽に行えるようだ。NTTドコモ、ソフトバンクモバイルなどのポイントを使った募金もかなり集まっていることだろう。

そして3位は「職場や学校を通じて」の20%。これも募金を集めやすい。多くの企業が従業員に対して寄付を募ったはずだ。4位はクレジットカードで16%、、5位が街頭などでの募金呼びかけに応じて、6位が銀行振込となっている。

また、募金額に関しては、最も多い回答は「1000円~5000円」で29%、「5000円~1万円」も9%、「1万円以上」も8%となっており、計46%の方が「1000円以上」寄付していることになる。割合として2番目に多かったのは「100円~500円」、3番目が「500円~1000円」、4番目が「1~100円」となった。100円~1000円に関してはポイントやマイレージでの支払い例も多そうだ。


さらに、そもそも募金をしたかどうか? という質問に対しては64%の方が「した」と答えており、今後する予定の方も23%いる。

義援金詐欺には注意すべきだが、今後も被災者の支援・救済、復興にはお金が必要なことは確かであり、できればポイントなどを使ってでも、継続的に行っていきたいところ。

アンケートのレポート詳細は下記リンク先で確認可能。

【情報元、参考リンク】
AskSmart.ly/震災義援金 募金した人の約半数が1000円以上を募金
AskSmart.ly/震災義援金 3割がポイントやマイレージを利用して募金
AskSmart.ly/震災義援金 9割が「募金した」「募金する予定」

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