2010年度第3四半期決算説明会資料 |
SIMロックを解除することで、その端末は通信方式が同じ、他の通信事業者のSIMカードでも利用できるようになる。例えば国内でいえば、ソフトバンクモバイルの回線を利用することができる。また、国内の端末を海外に持ち出し、現地の通信事業者のSIMカードを使って通信することも可能になる。特にこの場合はメリットが多い。完全にローカライズされた日本向け端末を海外の通信事業者の回線でそのまま使えるのは、渡航者にとって喜ばしい話だろう。
さらに、朝日新聞は夏モデル約20機種のうち、半数弱がスマートフォンになると報じている。
SIMロック解除はドコモショップへ端末を持ち込んで行う形が採られる予定で、基本的には希望者のみがSIMロック解除を受ける形となる。すなわち、販売時はSIMロックが掛かったままだ。希望者はドコモショップに端末を持ち込み、重要事項の説明を受け、それに同意した上で、解除の処理を端末に施してもらう。
ただし、前述したSIMロック解除の手続きはあくまでも検討案のため、最終的な流れは正式発表待ちになるだろう。
国内市場だけに目を向けるとNTTドコモのSIMロック解除の動きは単体では意味をなさないものだが、ソフトバンクモバイルが追随せざるを得ない状況になれば、意味を持ってくるだろう。なお、ソフトバンクモバイルはSIMロック解除に関しては、1、2機種ぐらいから少しずつテストしていく方針を示している。
また、海外渡航機会が多い、もしくは滞在期間の長い方にとってはNTTドコモだけの動きとしても十分メリットのある展開だろう。
【情報元、参考リンク】
asahi.com/ドコモの夏モデル20機種、すべてSIMフリーに
GAPSIS/NTTドコモ、4月以降発売の新機種でSIMロック解除可能に。ドコモショップで対応