Androidニュース&アプリ情報メディア

HTC、初のAndroidタブレット「HTC Flyer」を発表。静電容量方式パネルながら、スタイラスでの手書きにも対応

台湾HTCは15日、スペイン・バルセロナで同社初となるAndroidタブレット「HTC Flyer(フライヤー)」を発表した。HTC FlyerはAndroid 2.4(2.3からのマイナーアップデート・バージョン。開発コードは同じ「Gingerbread」のまま)を搭載し、ディスプレイサイズは7インチ(解像度:1,024×600)。ライバルメーカー各社がこぞってAndroid 3.0(開発コード「honeycomb」)搭載モデルを発表している状況をみると、HTC Flyerは印象の薄い端末になりがちかもしれないが、HTCは独自にタブレット向けに「HTC Sense UI」を改良してきており、使い勝手に問題はないとの話だ。

また、大きな特徴として、静電容量方式のタッチパネルを採用しつつ、感圧を検知できる特殊なスタイラスが同梱される。指でのタッチ操作はもちろん、スタイラスを使って文字や絵などを細かく入力することが可能ということだ。この手書き入力技術は「HTC Scribe」と名付けられている。

その他、主なスペックは次の通り。CPUはQualcomm Snapdragon 1.5GHz(シングルコア)、内蔵メモリは1GB RAM、ストレージ容量は32GB、カメラは2つ装備。背面に5メガピクセルのメインカメラ、前面に1.3メガピクセルのインカメラとなっている。

さらに同社はクラウドを使ったゲームサービスにHTC Flyerを対応させる。OnLiveによるサービスで、ゲームの実行はサーバ側で行い、クライアント側はストリーミングで処理データのみを受け取る形になる。これにより、クライアント側のハードウェア要件は必要最低限でよくなるメリットがある。加えて、映画などの動画配信サービス「HTC Watch」にも対応する。

バッテリーの容量は4,000mAhで、サイズは195.4×122×13.2mm、重さは約415g。

販売開始時期は2011年第2四半期の予定。


【情報元、参考リンク】
Android Central/HTC announces the HTC Flyer, a 7-inch tablet with tablet-specific HTC Sense

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件